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「中国デモ変質、反日スローガンに政権批判加わる」  読売新聞10月26日付け

2010-10-27 07:13:41 | 政治・社会
 <読売新聞より記事転載>
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 「中国デモ変質、反日スローガンに政権批判加わる」 



中国甘粛省・蘭州で行われた反日デモ。デモは経済格差に不満を募らせる内陸部で起きている(24日、ロイター) 【広州(中国広東省)=槙野健】中国陝西省宝鶏で24日に起きた反日デモでは、「日本製品ボイコット」などの反日スローガンの陰で、官僚の腐敗に反対し、住宅価格の高騰に抗議するなど、政府批判や社会に対する不満を訴える横断幕も掲げられた。

 25日付の香港各紙が伝えた。今月中旬以降、反日デモは、貧富の格差が拡大する内陸部の地方都市を中心に相次いでおり、胡錦濤政権が最も警戒する社会不安の拡大につながりかねない事態となってきた。

 報道によると、宝鶏のデモは、若者ら数百人が参加。市街地を行進したデモ隊は、「日本製品をボイコットせよ」などと叫ぶと同時に、「(官僚の)腐敗反対」「住宅価格高騰に抗議」などの政府批判や「多党制を推進せよ」と共産党の一党独裁を否定する横断幕も掲げていた。中には、「(台湾総統の)馬英九、大陸はあなたを歓迎する」と書かれた横断幕もあったという。

 また、宝鶏のデモの様子を紹介したインターネットの簡易投稿サイト・ツイッターには、「宝鶏の人々は勇ましい。反日行為は反党行為に華麗に変化した」「宝鶏のデモは事態がまさに変わり始めたことを証明した」など、政権批判のデモを礼賛するような書き込みが相次いだ。

 宝鶏など内陸部の地方都市は、沿海部の大都市との間で経済格差が開く一方だ。地方官僚と開発業者が癒着して、住宅価格を不当につり上げているとの見方も広がっている。民衆の不満はやり場のない怒りとなって、そのはけ口を探し求めている。そんな中、「反日」は格好の口実となる。「愛国無罪」といわれ、反日・愛国的なスローガンを叫んでいれば、公安当局も拘束など強硬措置をとりにくいとされる。デモ隊は「これを利用して、本来の目的である政権批判やうっぷん晴らしを断行した」(共産党筋)とみられる。

 ただ、一党独裁否定となると、政権は一気に実力行使に出る。デモの中心人物らが拘束された模様だ。

(2010年10月26日01時09分 読売新聞)


 <転載終わり>
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 これまで中国のデモといえば全て反日デモでしたが、昨日の読売新聞を読んでびっくりしました。 
「(官僚の)腐敗反対」「住宅価格高騰に抗議」「多党制を推進せよ」「(台湾総統の)馬英九、大陸はあなたを歓迎する」などの政府批判もされていたそうです。
 中国では、今までは政府批判は一切ありませんでしたが、ここに来ていよいよ共産党の独裁への批判が出てきたようです。

 それだけ中国の貧富の格差が激しくなってきている現れだと思います。また、日本は民主党や自民党、社民党、国民新党、公明党、共産党など多くの政党が乱立していますが、中国や北朝鮮は共産党しかありません。これでは国民が独裁政治に不満を持つのも当たり前だと思います。

 いずれ中国もソ連のように民主化して分裂するだろう、と言う意見もありますが、ヤスの備忘録のヤスさんは、中国は民主化した時が危ないと言われていました。
 現在は、共産党が独裁というスタイルですが、とりあえず抑えているので、軍部が暴発せずにいますが、国が分裂してしまうとその抑えが効かなくなるということかもしれません。

 そうなると、軍部が暴走し、日本や近隣の国々を侵略することもあるとのことでした。

 何せ毎年、1年間で7万回も暴動が起こっている国ですから、国が割れてしまい、軍部が暴走するという恐怖のシナリオの可能性は案外高いのではないでしょうか。

 中国と仲良くするのが良いということは解っていますが、今の中国では仲良くしたくても危なくてできないのが現実かと思います。




 ●読売オンライン
  http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20101026-OYT1T00034.htm

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