<読売新聞より>
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NHK「放送中断」ニュース、北京で画面暗転
読売新聞 10月29日(火)20時16分配信
【北京=五十嵐文】中国当局は、天安門前の車両炎上事件について、外国メディアの報道ぶりにも神経をとがらせている。
北京では29日、事件について伝えるNHKの昼と夜のニュース番組が中断された。同日夜のニュース番組では、中国での昼ニュースの「放送中断」を伝え始めた途端、画面が暗転して中断された。中断は短時間で、同じニュースの途中で回復した。
中国では、日本や米国のテレビ局の中国での放送が、当局の判断でしばしば中断されている。
<転載終わり>
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日本では天安門前の軽自動車炎上のニュースが報道されていますが、中国ではNHKのニュースが途中で暗くなり、見えなくされたそうです。中国当局の判断でこういうことがよく起こるそうです。こういうことが起こると、世界からは、はやり中国は危ない国だと思われるわけです。
日本でも国民への情報統制は行なわれていますが、中国のようにテレビの画面を暗くするなど露骨なことはしません。もし日本で政府がテレビを暗くなどしたら、左翼が大騒ぎします。
中国では年間30万回の暴動が起きていますので、当局は余計に統制を厳しくしています。当局とすれば、天安門事件が再発すれば、押さえきれるかどうかも分りませんし、以前のように中国軍が一般市民を殺すようなことがあれば、世界中から大きく糾弾されます。共産党とすれば、天安門広場での騒動は国民には知られたくはないのです。日本は一応共産党や公明党などの存在も許されていますが、中国は共産党以外の政党が無いのですから、国民の意見は全く反映されません。これでは国民の不満が溜まる一方です。共産党幹部だけ高給ですから、いつかは国民の不満が大爆発する可能性が高いです。中国国民は気の毒です。暴動くらいしか訴えることができないわけですから。