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「ブラック・スワン」著者、ハイパーインフレを懸念-債務増大で   ブルームバーグ

2010-03-16 08:38:02 | 政治・社会
 <ブルームバーグより記事転送>
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 「ブラック・スワン」著者、ハイパーインフレを懸念-債務増大で


不確実性が市場に及ぼす影響を取り上げてベストセラーとなった「ブラック・スワン」の著者、ナシーム・タレブ氏は、世界各国の当局が債務を増やし、金融を緩和しているとして、ハイパーインフレーションの懸念があると述べた。

  タレブ氏は12日のニューデリーでの講演で、「われわれは巨額債務を抱える状況に直面している」と指摘。「次なる失敗は紙幣の刷り過ぎにあるだろう」とし、「それが、わたしがハイパーインフレを恐れる理由だ」と語った。

  公的債務の増加については、債券ファンド大手、米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)の共同最高投資責任者(CIO)、モハメド・エルエリアン氏も11日、各国政府がインフレやデフォルト(債務不履行)を通じて巨額債務を削減する可能性を指摘し警告している。

 <転載終わり>
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 「次なる失敗は紙幣の刷り過ぎにあるだろう」とタレブ氏は警告していますが、これは3年前から朝倉慶氏や副島隆彦氏が指摘してきた通りです。デリバティブが爆裂して、世界は不況に突入したことは、今では多くの人が知るようになりました。
 デリバティブが膨らみ、今でも順次破裂していますので、世界各国はドルやユーロなどをドンドン印刷して、その手当てをしてきました。バブルの破裂はお金をドンドン刷って、手当てすれば何とか表面上は収まります。最近ではアメリカも日本も景気は回復基調だと、のん気なことを言ってるように、リーマンの時よりは落ち着いているように見えます。

 バブルの破裂はお金をドンドン刷って手当てすれば、一時的には収まります。つまり人間が表面上はコントロールすることができます。ところが、各国がバンバン刷ったお金は、いずれインフレを起こし、国民の生活を破綻させていきます。ドンドン印刷すれば、お金の価値が薄まるのは誰でも分かることです。1929年の世界恐慌の時には、日本も米が100倍に値上がりした事実があります。
 現代に換算すれば、10kgで3,000円の米が、30万円になってしまうということです。玉子も55倍も跳ね上がったそうです。1パック200円の玉子が、11,000円になってしまうということです。1970年代のオイルショックの数倍すごいヤツだと思えばいいと思います。

 このように、デリバティブの手当てをするために、世界各国はお金を刷りすぎました。やがてこのお金がハイパーインフレを引き起こすことになりますが、これは、人間がどうやってもコントロールすることができません。もうなすがまま状態です。

 朝倉氏や副島氏は3年前からハイパーインフレを予測していますが、フランスのシンクタンクLEAP/2020は4年前に予測しています。更に船井幸雄氏は資本主義の崩壊を8年前に予測をしておられますし、中矢伸一氏にいたっては15年も前から予測されています。好景気に沸いている時に、恐慌を予測するというのは普通ではできません。ましてや絶好調のときに資本主義が崩壊するなど、誰も予測できなかったことです。

 そのように予測を当てている方々は、今年の6月、7月からいよいよ本格的に恐慌に入っていくと言われています。ハイパーインフレによる生活恐慌に陥るとのことです。そして最終的には資本主義は崩壊する。そして、その後は強欲な経済を捨て、人類は家族や地域の人たちとのつながりに価値を見出すことになるとのことです。
 人間の心をも蝕む強欲経済が崩壊すれば、人間はお金に支配されることのない社会を創っていけるようです。経済は当然大切ですが、思いやりのある仕組みが必要です。
 私の友人や知人も、お金だけに価値を置くことに疑問を持ち始めているように思います。そのように意識変換が起きている人たちは、日本には結構多いと思います。コルマン博士が言われるように、先ず私達の意識が変わり、その後社会・経済が変わって行くというのは、当たっていると感じています。

 資本主義崩壊に伴う生活恐慌の波は、私たちをも襲うことでしょう。日月神示には、「一握りの米に泣くことあるぞ」とあるように、戦中・戦後のような生活を一時は余儀なくされることもあるようです。その苦難の後には、人々がお互いに思いやりを持って接するミロクの世を私たちは作っていくことができると思います。一時はたいへんでしょうが、その後は思いやりのある社会を創ることができると思います。嬉しいことです。




 ●ブルームバーグ
  http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920008&sid=a6ZZnxUQsm08
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