日月神示の研究と実践

日月神示を中心に、神道、密教などを研究、実践するブログです。農薬不使用栽培などについても述べたいと思います。

「コメ作りはあと5年で破綻する!? 高齢化進み崩壊寸前」 雑誌SPAより

2010-07-25 10:45:36 | 農業
 <Yahooニュースより記事転載>
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 「コメ作りはあと5年で破綻する!? 高齢化進み崩壊寸前」

週刊SPA!7月23日(金)


★都会の[田植え男子]の主張

 現在、田んぼをとりまく状況は明るくない。農業ジャーナリストの大野和興氏は「コメ作りの現場はどこも高齢化が進み崩壊寸前。あと5年持つかどうか……」と危機感を募らせる。


「どこの農村でも困っているのは、とにかく人手が足りないこと。よく『耕作放棄』という言葉がメディアで使われます。しかし本当は、農村の人々は耕作放棄しているのではなく、続けたくても続けられないのです。コメの価格が安すぎるため、作れば作るほど赤字になる。また、昨年の農業就業人口の平均年齢は65歳で、そのうち70歳以上が48%という状況です」

 大野氏は「多くの若者が農村に行くようになれば、この状況も変わるかもしれない」とも語る。

「そのために重要なのはマッチングです。農業を志す若者をいかに市場に繋げるかということ。政府や農協がやりたがっている国際競争力をつけて外国に農産物を売っていこうというのは古い考え。むしろ、食糧を自給したい都市の若者と、土地を荒廃から守りたい農村の人々が繋がることのほうが現実的です。

 コメ作りで忙しいのは、苗床作りや田植え、草取りなど、ある程度時期が決まっています。そうした時期だけでも都会の人が作業をしに来てくれれば、だいぶ助かる。都市に拠点を置きながら、関われるときに農業に参加するだけでも、意義は十分あるかと思います」


マイ田んぼの前に立つ高坂さん夫婦の話し。
「輸入食料に頼れば、他国の水や食料を奪うことになる。大規模農業の作物に頼れば、石油を浪費し、農薬で環境を汚染することになる。手作業による自給は、その悩みを解消してくれました。それに、人間も生態系の一部なんだってこともリアルに感じるようになりました」(写真:週刊SPA!)

 <転載終わり>
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 農業に従事する方が高齢だということは、今は誰でも知っていますが、年々益々高齢化は進んでいます。
 そもそも2代目は公務員になったり、民間企業に就職してしまいます。そうなると、今農業をやっている方々は初代ですから、高齢であるに決まっています。そして、初代が働けなくなると2代目が兼業農家としてやるか、止めてしまうわけです。

 では何故2代目は専業で農業をやらないかというと、国の50年に亘る減反政策によって米を作ることが容易ではなくなったからです。これは、誰でも知っている事実です。

 簡単に言えば、米が余っているから、減反政策をして米を作らない人には補助金をあげているわけです。これも誰でも知っていることです。

 米余りの状況でも、中には無農薬で栽培することにより、JAに頼らない独自の販路を開拓した人もいますし、野菜に転換した人もいます。

 ただ、多くの2代目は企業などに就職して、兼業農家の道を選びました。こうして益々高齢化していっているのが現状です。

 この記事にあるように、都会の若者が農業をやればいいではないか、という意見は多くありますが、農家はほとんど個人でやっていますので、若者を社員として受け入れる体制はできていないのが現状です。
 
 若い人の中には、農業を職業としてやりたいという人は近年多くなっていますが、就職先が無いのが大きな問題です。
 では、自分で個人事業主としてやってみようと思い立ったとしても、なかなか農地を探すのも難しいのが現状です。仮に、資金があったとしても、農地法という壁のお蔭で、農地を購入することもそう簡単にはいきません。

 結局、親戚や知り合いに頼んで農地を貸してもらう方法が一番現実的ですが、それでもコネが無い人は農地を借りることすらできないのです。

 また、農業というのは確かにもの作りなのですが、単に工業製品のようにものを作るというマインドでは、どうも合わないようです。米も野菜も生きているので、人間にかけたら死んでしまう農薬を、野菜にはかけたくないのが、人情です。

 2年前から無農薬で野菜や米を育てている農家の方々に、色々お話しを伺ったり、農業を教わってきましたが、みなさん一同に野菜や米に愛情を注いでいることがよく分かります。農薬と石油から作る化学肥料によるアメリカ農法をやってる人達が、全く農作物に愛情がないとは思いませんが、無農薬・自然農の方たちのほうが環境への配慮はあると思いました。

 そういう意味では、本来農業というものは、工業製品を作るような気持ちでは、できないのかも知れません。農業は自分が喰っていく手段ではありますが、金儲優先では、結果としてやりにくいように思います。
 金儲けと割り切ってやるのであれば、無農薬栽培は手間がかかって割りに合わないと思います。(もっとも、nicoの会の皆さんのように、無農薬・無肥料で10年やっている畑では、農薬農法より効率的です。不思議ですが。)

 今年の5月から、日本弥栄の会の中矢代表を中心として、「ひふみ農園」をスタートしましたが、毎回全国から30人以上の方々が参加されています。
 今月はあまりに暑いので、実地の農作業は止めて、私の知り合いの中野の居酒屋で、「ひふみ農園」で採れた野菜を調理してもらい、試食会をやります。
 ナス、トマト、ピーマン、ジャガイモ、枝豆、カボチャ、キュウリなどを、料理人に調理してもらい、ビールと共に味わいます(笑)。みんなで作った野菜を食すのは、サイコーですね!

 私は今月末から赤城山の裾野の見晴らしの良い農地で、いよいよ本格的に農業をスタートさせます。私の母の生まれ故郷で農業を始められるというのも、ご縁を感じます。勿論「ひふみ農園」ですから、無農薬でやります。最初は少しは手間がかかりますが、テラ農法なので、案外ラクかも知れませんが(笑)。今からワクワクしています。




 ●Yahooニュース
  http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20100723-00000504-sspa-soci
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