日月神示の研究と実践

日月神示を中心に、神道、密教などを研究、実践するブログです。農薬不使用栽培などについても述べたいと思います。

<青森県知事選>原発推進派勝利「誰がやっても無くなんね」 毎日新聞

2011-06-06 06:54:51 | 日月神示の実践

<毎日新聞より記事転載>

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<青森県知事選>原発推進派勝利「誰がやっても無くなんね」

 

毎日新聞 6月5日(日)21時37分配信

 青森県知事選が5日投開票され、原発推進派の現職候補が3選を果たした。数多くの原発関連施設が立地する下北半島の民家で、かつて反対運動にかかわったという50代の男性が話した。「出稼ぎしねぐていぐなったのも原発さあっからだ。しょうがねがったんだ」。食卓で原発の関連企業で働く30代の長男と2人、口をそろえた。「誰がやっても、原発は無くなんね」【浅野翔太郎】

 福島第1原発の事故を受け、原発の安全性に懸念が広がった。青森県内でも関心は高く、Jパワー(電源開発)が原発を建設中の大間町で先月21、22日にあった「反原発ロックフェスティバル」は約450人を集めた。去年の約4倍の観客数だった。

 知事選で当選を果たした現職の三村申吾氏(55)は「県独自の安全検証委設置」を公約に掲げた。しかし、原発の新規建設の是非には踏み込まず、争点化を避けた。他の2候補は「脱原発」「新規建設凍結」をそれぞれ唱えた。三村氏との違いを鮮明にする戦術でもあったが、支持は広げられなかった。

 下北半島は使用済み核燃料再処理工場や稼働中の原発を抱え、原発4基の建設や設置計画が進んでいる。県内自治体の電源三法交付金の依存度も高い。下北半島を中心に85年、約6万人いた出稼ぎ労働者は08年、約8800人に減った。

 東通村に住む女性(58)は声をひそめて話した。「職場でもね、『不安だ』って話はよくするのよ。でも、それ以上は言えないの」。東北電力東通原発がある東通村では、いま、東京電力と東北電力が計3基の原発の新設を進めている。

 この女性は福島第1原発の事故の報道に触れるたび、東電が村に来た約10年前を思い出すという。

 村では当時、原発の視察旅行が頻繁にあった。同行したのは村職員と東電の社員。「半分は観光だった」が、費用を払った記憶はない。集落や団体単位で人数が割り当てられ、女性も宮城や福井県への旅行に行った。

 原発で事故が起きた時の避難先や避難生活の方法を、「自治体や事業者から示されたことはない」と女性は話す。福島第1原発の事故を受けた、この知事選でも、各候補から明確な方針は示されなかった。「知りたいのは原発の凍結か継続かじゃない。何か起きたら、どうするかなのに」。ため息をついた。

<転載終わり>
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 先ほど今朝の新聞を見て、びっくりしました。昨日の青森県知事選挙で、原発推進派の三村氏が当選したとありました。当然反原発候補が勝つと思っていただけに、びっくりすると共に、とても落胆しました。何故青森の人は原発推進の人を知事に選んだのだろうと。
 この毎日新聞の記事にあるように、原発や関連企業で働いている人がどれほど多いかということが分かります。東京のように原発が無い都市では、反原発の知事が誕生するのでしょうが、原発のある県では、原発推進派の知事が誕生する可能性が高いということが分かりました。ということは北海道や、福井、新潟、茨城、石川、静岡、三重、島根山口、愛媛、佐賀、宮崎、鹿児島では、原発推進の知事が当選する可能性があるということになります。
 福島では多くの人々が原発事故のために、自分の家を離れ、避難所暮らしを余儀なくされているのですから、いつ青森の原発が事故を起こして、福島と同じように自分の家を離れざるを得なくなるかも知れないわけです。福島は想定外の地震が発生したため、たまたま運が悪かったと考えているのかもしれません。
 今回の青森県知事選挙の結果を見て、原発を無くすというのは、なかなか大変なことだということが分かりました。いくら国民が原発に反対しても、地元の人が原発に賛同しているのですから、原発が無くなることは容易ではないと思いました。それだけ雇用を原発に依存しているという構造も見えてきました。
 今回の福島の原発事故以来、原発はすぐにも無くなるだろうと考えていましたが、地元の人が原発で働いている以上、原発が無くなることは容易ではないということが分かりました。
いち早く脱原発に舵を切ったドイツのメルケル首相は、歴史的な英断をしたことがよく分かりました。米国のいいなりの菅氏には、到底できないことです。
 昨日の講演会で、中矢代表は原発こそが、資本主義の権化であり、一局集中システムであると言われていました。これからは徐々に資本主義や一局集中から脱し、地域に密着したフラットな社会になるだろうと言われていました。正にその通りだと思います。ただ、その道のりがかなり険しいことが、今回の選挙で分かりました。とはいっても、大きな流れはもう決まったと思います。今回のような選挙結果はこれから出るにしても、徐々に脱原発に進んでいくことに変わりはないと思います。