一青窈ジャーナル

ジャーナリズムの中の一青窈/ジャーナリスティックな一青窈

SWITCH 一青窈「やましい心がひとつでも消滅してくれれば」

2004年03月18日 23時10分23秒 | 一青ジャーナル・戦争
■『SWITCH』(2004年4月号・月刊誌)2頁<文・菅原豪/
              写真・大山ケンジ>【スイッチ・バブリッシング】

*一青窈「人間のやましい心がひとつでも消滅してくれればいいな、
       と願いをこめつつ、自分を戒めつつ」


ひとと語録①
“ツアーをしていて気付いたことなんですが私は一曲にドラマとしてのはじまりと終わりを持たせすぎる傾向がある、と気付けた。つまりいろいろな曲が立て続けにならぶとお腹いっぱいの映画を立て続けに見せられてるみたいでtoo matchだな、と。だからもっと断片的な歌詞をつくりたいな、とできあがってから思いました。インタールードをいれたのも箸休めを考えてです”

ひとと語録②
“作詞のきっかけとしては明確に存在します。そこから普遍性をもたせるために広げてゆくのですが、今回のハナミズキに関してはすごく不特定多数です。こんなに大勢のひとたちをひとからげにして書いたのは珍しいことですね”“しいて言えば戦争を生み出す、人間のやましい心がひとつでも消滅してくれればいいな、と願いをこめつつ、自分を戒めつつ。大々的に世の中が変わるとも思わないけれども、人の気持ちを考えるというのが、関わりある人ではなく、関わり無い人まで広がったということでしょうか”

ひとと語録③
“(井上陽水のどこに魅かれる?)つじつまのあわない言葉ばかり並べて、大切なことをひとつだけ、落し物、してくれる感じ。しかしどれも簡単な言葉で語られるところが金子みずずみたいで好き。母がとにかく好きで幼少の頃から家のなかに流れていました。だからまぁ、母を思い出すから。少し甘えた理由なのかもしれません”