【中濃】
交通事故防止
七宗町に続こう
交通死亡事故ゼロの記録で表彰状を受けた七宗町=同町役場で
全国的に交通事故が多発する中、七宗町が連続3000日を超す死亡事故ゼロの記録を更新し続けている。中濃の各自治体は、さまざまな交通安全運動に取り組んでいるが、今年も死亡事故が絶えない。関係者は、悲惨な事故を防ぐため、安全意識の向上を呼び掛けている。(井上昇治、近藤隆尚、太田朗子)
◇死者ゼロ3 . . . 本文を読む
おせずし
魚津市周辺に、四角く黒い「すし」があるという情報が寄せられた。厚みがある巨大な姿は“どか弁”風で、結婚式の引き出物など冠婚葬祭時によく登場するらしい。すしを探しに出かけてみた。
分厚く巨大 集いの席に
食に詳しい「富山民俗の会」常任幹事の佐伯安一さん(76)に聞くと、そのすしの名は「おせずし」。「東の新川地区で人が集まる時によく出てきます」。名前は「押しずし」がなまったと考えら . . . 本文を読む
三島豆
富山の薬と縁の深い菓子がある。そう隊長が聞きつけてきた。いった大豆に砂糖をかけた「三島豆」だ。他県でも作られているが、富山の三島豆は、原料の水あめに薬の歴史が潜んでいるという。さっそく、調べてみた。
甘さに薬の知恵
三島豆を製造している「島川製飴(せいたい)」(富山市掛尾町)を訪ねた。創業1663年の老舗で、現在の社長の島川晋さん(60)は14代目。三島豆を作る過程を島川さんに見 . . . 本文を読む
つぼ煮
あす17日に立山町芦峅寺で行われる「布橋灌頂会(かんじょうえ)」。女人禁制だった霊峰立山に登るかわりに、女性たちが「あの世」と「この世」の境とされる布橋を渡り、極楽往生を願う行事だ。当日は立山信仰にゆかりの料理「つぼ煮」などを紹介する「曼荼羅(まんだら)ふーどぴあ」も行われるという。はて、つぼ煮とは?
山里の精進料理
「つぼ椀(わん)というフタ付きのお椀に入れて出す精進料理なんで . . . 本文を読む
うわきのカニ
隊員が待ちに待ったカニの季節がやってきた。1日にベニズワイガニ漁が解禁され、富山湾で取れた甘くて新鮮なカニが店頭にも並び始めている。うきうきしていると、「あんた、うわきのカニ、知っとるけ? おいしいよぉ」と隊長。それって、どんなカニ?
種の壁超えた濃厚な味
隊長によれば、「うわきのカニ」とは、ベニズワイガニとズワイガニの交雑種。種が違うので“浮気”というわけだ。正式な名前 . . . 本文を読む
ガット出の水
「おわら風の盆」が始まった富山市八尾町地区で、名水のうわさを聞いた。山あいの集落に「ガットの水」と呼ばれる水があるという。日本語とは思えない不思議な響きにひかれて、寺嶌隊長と探しに出かけた。
量豊富、さっぱり
町でうわさを聞きつけたのは隊長だ。「桐谷に、八尾の料理屋や通(つう)の人がくみに行く水があるらしいわ」
桐谷は、八尾の中心地から飛騨方面に車で約20分、久婦須川 . . . 本文を読む
そうめんかぼちゃ
昼食に行った定食屋で不思議な酢の物が出てきた。切り干し大根のような食感で、聞けば「そうめんかぼちゃ」とか。ゆでるとほぐれて、そうめんのようになり、酢の物にするほか、最近は漬物も登場しているらしい。スーパーにはあまり出回らず、朝市などで販売されているというそのかぼちゃを探しに出かけてみた。
独特な食感が人気
JA高岡(高岡市あわら町)広報課の浦上節子さん(58)を訪ねる . . . 本文を読む
ご当地ソフトクリーム
暑い夏には、ひんやり冷たいものが食べたい。そう思いながら車を走らせていると、ソフトクリームの模型が目についた。JAの直販所やサービスエリアなど、様々な場所でご当地ソフトが登場しているようだ。ドライブがてら味見をしてみた。
特産品集客の目玉に
国道41号を富山市から岐阜方向に向かうと、右側にあるのが、JAあおばの直販所「みのり館」(富山市上大久保)。ここでは、年間1 . . . 本文を読む
ジャンボスイカ
夏の風物詩スイカ。核家族化が進み、スーパーではカット売りが主流になる中で、日本一大きなスイカを作り続ける町がある。入善町だ。1世紀を超える歴史があるが、高級品ゆえ隊員はまだお目にかかったことがない。産地を訪ねると、農家の汗と努力の結晶ともいうべきスイカの姿が見えてきた。
ズシリ 上品な甘さ
25日に同町で行われた「入善ジャンボ西瓜」の品質査定会。机の上にゴロゴロと並ぶ姿 . . . 本文を読む
どっこきゅうり
夏といえば、キュウリのあんかけだ。と、職場で話していたらデスク(福島県出身)に「キュウリを煮るの?」とけげんな顔をされた。今年から誕生した「越中高岡もてなし料理」にも、「どっこきゅうり」のあんかけやカレーなどのメニューが載っている。でも、どっこというキュウリの名は、聞き覚えがない。さっそく、食べに行ってみた。
重さ1キロ 甘く肉厚 越中高岡もてなし料理は、県内外からの客に . . . 本文を読む
こんかいわし
隊員が夏の食卓で思い出すのは「こんかいわし」。ぬか漬けにしたしょっぱいイワシで、不思議と夏によく登場し、汗をかきながらご飯をかっこんだ。でも、イワシの旬は夏だっけ? 調べてみた。
夏を克服 発酵パワー 県水産試験場のホームページに富山湾で取れる主要な魚の一覧表がある。1988年から97年まで10年間の年平均漁獲量ランキングで見ると、マイワシは6位(1619トン)で漁獲盛期は . . . 本文を読む
ドジョウのかば焼き
ムシムシする日が続く。早くも夏バテ気味の隊員に、隊長が「そんな時にはドジョウやちゃ」と一言。そういえば、福光町(現・南砺市福光)を歩くと、どこからともなくドジョウのかば焼きの香ばしいにおいがすると聞いたことがある。なんだか、おいしそう。早速、町を訪ねてみた。
ほろ苦いお酒の友
事前に福光観光協会に電話で問い合わせると、「今では、ドジョウのかば焼きを出す店は2軒しか残 . . . 本文を読む
ア ユ
アユシーズン到来!! 毛針釣り、友釣りに続き、22日には主要河川での投網も解禁され、いよいよ清流の女王の味を楽しめる季節になった。神通川のアユは、全国の食べ比べで日本一になったことがあるらしい。そんな噂を聞いて、富山のアユ事情を調べてみた。
天然絶品 川の恵み 神通川での漁業を管理する富山漁業協同組合(富山市丸の内)へ。玄関脇で「グランプリ獲得証明書」を発見した。高知県友釣連盟が . . . 本文を読む
山菜加工品
隊長に誘われ、山菜採りに出かけた。ウドやススタケなど豊かな山の恵みが、ちょっと山道を歩くだけで見つかるぜいたく。ナマの山菜シーズンは終盤だが、その恵みを生かした加工品が人気とか。作っているのは、富山のお母さんたち。女性パワーが新しい味を次々に生み出している。
味創造お母さんパワー
道の駅細入(富山市片掛)にある物産センター「林林」の名物が山菜の昆布〆(じめ)だ。地元や近郊で . . . 本文を読む
かまぼこ
工作の材料に「かまぼこ板」とあると、富山の子どもには作れないという笑い話がある。そのココロは、富山のかまぼこは渦巻きが主流で、板がないから。結婚式の引き出物に、タイなどの細工かまぼこが「定番」というのも富山ならでは、だ。そんなかまぼこ、実は転機を迎えている。
引き出物 小ぶりに 子どものころ、結婚式後の数日間は“かまぼこ攻め”だった。タイに富士山、鶴に亀。かごいっぱいに入ったか . . . 本文を読む