飛水峡

思い出

岐阜新聞

2004年04月03日 16時57分34秒 | 新聞
川底に石/根尾川筋漁協/豪雨でも崩れぬ“鮎の家”に

 根尾川筋漁協(戸部一秋組合長)は、鮎釣りシーズンに備えて鮎の生息環境を整えようと、本巣市山口の漁協事務所前の同川の川底に十トントラック三十台分の直径二十五-百センチの石を並べる工事を行った。

 事務所前は中流域の人気ある漁場だが、一昨年六、七月の豪雨などの大水で川底に土砂が堆積(たいせき)し、鮎がはむコケをまとう石が埋もれてしまった。鮎が縄張りを失って友釣りの釣果が上がらないばかりか、鮎が群れて泳ぐようになりカワウに捕食される被害も増えた。同漁協は、県の許可と両岸の山口自治会、赤石区の同意を得て川の中を改修することにした。

 工事は赤石えん堤下流の約四万六千平方メートルが対象で、三月末までの一週間で実施。

 重機で下流の河原に転がっている石を集めて川底に敷き、約八十万円の費用は組合が全額を負担した。

 戸部組合長は「今後は谷汲山大橋上流、同橋と万代橋との間など上流域でも進めたい」と語る。

 (小森直人)

(写真)鮎がすむのに必要とする大きめの石。重機で根尾川の川底に沈めた=本巣市山口、根尾川筋漁協事務所前

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