静岡市で今月三日に開催された「第四回創造アイデアロボットコンテスト東海北陸地区中学生大会」（東海北陸地区中学技術・家庭科研究会主催）のＢ部門で、加茂郡七宗町神渕の神渕中学校三年生のグループが上位三位までを独占した。優勝したのは松山将之君、塚本広大君、中島宏君のチームの「カブッチャーズ」。準優勝は渡辺智則君、犬飼幸樹君、笠井淳平君のチームの「神渕小烏丸」。三位は中島奨梧君、森健司郎君、中島涼介君のチームの「神渕ラ・ラ・ラ」。
Ｂ部門は、ＣＤ（コンパクトディスク）をリフトロボットでコート中央の台に運び入れたり、タワーにＣＤを積み上げるなどして、それらのＣＤの数を競った。
東海北陸地区の各県大会を勝ち上がった十二チームが出場。同校の三チームは多彩な“技”を駆使しながら、他県の強豪を退けた。優勝メンバーの松山君は「仲間と一緒に努力してきた成果が本番で発揮できてよかった。全国大会では少しでもいい成績を残し、神渕中の名を全国に広めたい」と抱負を話していた。
古川修教頭は「大会直前まで粘り強くロボットの調整を重ねた努力が報われた。全国大会でも優勝を目指して頑張ってほしい」と、同校初の快挙を喜んでいる。
優勝、準優勝の二チームは来年一月二十一、二十二日に茨城県つくば市で開催される全国大会に出場する。
（北川知樹）
（写真）創造アイデアロボットコンテスト東海北陸地区中学生大会Ｂ部門で上位を独占した神渕中の生徒たち＝静岡市、静岡科学館
