若鮎初競り 威勢良く/岐阜市の中央卸売市場/長良川遡上は昨年上回る
長良川の鮎釣り漁が解禁となった十一日、岐阜市茜部新所の市中央卸売市場で、取れたばかりの天然鮎の初競りが行われた。
天然鮎の仲卸売買で競りが行われるのは、全国でも同市場だけ。午前六時から始まった初競りでは、仲買業者が体型の良い若鮎をじっくりと品定めした後、威勢の良い声を上げて、買い入れ価格を競い合った。
初日の入荷量は前年初日並みの六十八キロで、一キロ当たりの高値は昨年の二万円よりやや安い一万七千円だった。鮎の大きさは平均で体長一三センチほどだった。競り落とされた天然鮎は中京圏の料亭を中心に旬の味として出回る。
長良川漁協などによると、県内は今冬、山間部の積雪が例年より多く、河川の水温が低温のため、鮎の生育がやや遅れ気味。しかし、長良川の天然鮎の遡上(そじょう)数は昨年よりやや上回っており、市場では今後の順調な入荷に期待している。
(写真)鮎釣り漁解禁とともに入荷した天然鮎=11日午前6時、岐阜市茜部新所、市中央卸売市場
長良川の鮎釣り漁が解禁となった十一日、岐阜市茜部新所の市中央卸売市場で、取れたばかりの天然鮎の初競りが行われた。
天然鮎の仲卸売買で競りが行われるのは、全国でも同市場だけ。午前六時から始まった初競りでは、仲買業者が体型の良い若鮎をじっくりと品定めした後、威勢の良い声を上げて、買い入れ価格を競い合った。
初日の入荷量は前年初日並みの六十八キロで、一キロ当たりの高値は昨年の二万円よりやや安い一万七千円だった。鮎の大きさは平均で体長一三センチほどだった。競り落とされた天然鮎は中京圏の料亭を中心に旬の味として出回る。
長良川漁協などによると、県内は今冬、山間部の積雪が例年より多く、河川の水温が低温のため、鮎の生育がやや遅れ気味。しかし、長良川の天然鮎の遡上(そじょう)数は昨年よりやや上回っており、市場では今後の順調な入荷に期待している。
(写真)鮎釣り漁解禁とともに入荷した天然鮎=11日午前6時、岐阜市茜部新所、市中央卸売市場