模型と魚釣り

インドアはプラモデル。アウトドアなら海釣り。田舎暮らしのジジイの日記。
アイコンはボーダーの愛犬みぃちゃんです。

操縦員の訓練

2019年10月28日 | スピットMK.22

子供を隣町の体育館まで送って、釣り道具を洗い、イナダを10尾ほどさばいたら日曜日の午前中は終わりました。
午後から、スピットファイアを始めましたが、手が震えて細かい作業が上手くできません。

デカールの丸い計器のみポンチで抜いて、手の震えを抑えつつ貼ってみました。
仮置きしたパイロットの肩越しに計器盤を覗くと、こんな。

貼るものがないところは凸モールドに色を塗ってごまかしましょう。
だって、こんな濁ったキャノピーじゃ機内が見えるわけないですから。

傷と歪みでまさしく氷砂糖のようです。そのうえ気泡がひとつあります。
自分史上最悪のクリアパーツですね。
クリアパーツ用の金型は、普通の不透明の樹脂用以上に金型の表面を磨くのが常識です。
鏡面に近いくらいに仕上げないと、金型のキズを転写したのが目につくからです。
何回再生産しているか知りませんが、メンテしてないようですね。
曲線で構成されているので、機械を使わずに手で丁寧に磨かなくてはいけないのですが、海外にはできる職人がいないのでしょう。
#1500から#8000までペーパー掛けをして、コンパウンドで磨き、なんとか史上3番目に悪いくらいまでにはなりました。

反面、飛行姿勢なので閉じる、脚庫扉やフラップは、軽い調整で上手く収まりました。
こういうところはCADとNC加工機でやれば、職人でなくても難なくできるのでしょう。

俺がシートの接着を失敗したのか、どこかのフィギュアをパクってきたからなのか、うまく座れません。
他のキットからコンバートした場合には座れないこともありますが、付属の着座姿勢のパイロットが座れないのはひどいな。
フィギュアなんか乗せるやついないだろう、っていう思想でしょうね。
お尻の下に2mmほどの座布団を敷くと、丁度良い高さになりました。
シートの上にパラシュートを置く前提の、設計なのかもしれません。

フットペダルとブーツの底は削ってあります。
シートを茶色に塗っているのをよく見かけたので、調べてみました。
そしたら、金属じゃないことがわかりました。
後期スピットファイアのシートはTufnolという、紙に樹脂を含侵した素材だったそうです。

バックレストはレザー風に黒にして2トーンです。

パイロットを仮に座らせたのは、操縦桿に手を乗せる位置で腕を固定するためです。

腕がくっ付いたら、シートから外して塗るつもり。
左旋回でやや左向いて、丁度良いかな。

次工程は憂鬱なお人形塗りだ。


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2 コメント

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Unknown (クラキン)
2019-10-29 08:50:00
パイロットの腕がきちんと操縦桿を握るように調整されるところが流石です。
私なんかちゃんと握れていなくても全然平気でスルーしてしまいますから・・・(笑)
それにしてもこのキャノピーは凹みますね。
私もクリアパーツの出来が悪いとキット全体の印象が悪くなってしまいます。
でもこれをちゃんと磨いて再生されるところも流石です。
パイロットの塗装、頑張ってください。
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Unknown (hisota)
2019-10-29 12:22:03
クラキンさん、いつもありがとうございます。
腕の調整は比較的楽な方でした。肩のつけ根を少し削っただけで、手が操縦桿の位置になりました。
キャノピーは散々磨いてキズは無くなりましたが、材料自体が濁ってるみたいで、曇りは完全には除去できませんでした。ワックスでも塗って艶で誤魔化します。
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