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京都金杯(GⅢ)回顧

2006-01-11 11:13:38 | 回顧
【馬場状態】開幕週のAコース。昨年開催のダメージが多少あったようで、若干時計を要している。内、外の差はない。

12.2-11.1-11.8-12.2-11.8-11.2-11.4-12.3 1:34.0
S3S (35.1-34.9)(47.3-46.7) 予想

【展開】何が何でものタイプがおらず、ビッグプラネットがハナへ。2番手のニューベリーが抑えたこともあり、単騎のスローペース。ラスト3ハロンの上がり競馬。行った行ったの流れで、後方の馬たちには苦しい流れだった。

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勝ったビッグプラネットは逃げ馬不在のなか、意を決してハナへ。懸念された折り合いもバッチリ決まり、スローの単騎逃げに持ち込む。ラスト3ハロン地点で11秒2と加速すると、一気に他馬を引き離して直線で2着馬との競り合いに。一旦は抜かれたものの、そこから差し返す芸当で逃げ切った。スピード性能と一瞬の加速力は示したものの、ラスト1ハロン12秒3は平凡。展開に恵まれた感は否めない。GI級相手となると苦しいだろう。やはり、もう少し短い距離が合う。息を入れられるようになった点は収穫。

2着のニューベリーは充実してきた。好発を決めるとスッと2番手へ。緩い流れでスムーズに流れに乗れた。勝ち馬が加速した残り3ハロン地点で同馬も連れて進出。一旦は完全に抜け出し、叩き合いに持ち込む。そして、残り1ハロン地点では先頭へ躍り出る。だが、そこで脚色が鈍って差し返されてしまった。前走同様、内にモタれたのが悔やまれる。スッと好位へ取り付くスピードと一瞬の脚は示した。揉まれなければ力はある。あとは末脚の持続力。

3着アルビレオは惜しかった。発馬後にスッと控えて後方からの追走。流れが落ち着いて動くに動けず。直線で仕掛けられてから若干反応が鈍かったが、馬込みを捌いてラスト1ハロンで猛烈な追い込み。メンバー最速上がり33秒8の末脚は際立っていた。これまでは中団や好位から伸び切れなかったが、今回のように溜めて終いを生かす競馬が合っているようだ。これからも終いを生かせればいいが、人気を背負って勝ちに行った際にどうか。

4着のグレイトジャーニーは例によって後方から。終始、外目を通らされて直線でも大外。そこから渋太い脚で追い上げた。ロスの多い競馬ながらよく頑張っている。内枠で脚を溜められていれば、もっと弾けただろう。除々に決め手も強化されてきている。

5着のウインクリューガーは道中、最内枠発走から中団のインを追走。馬込みに揉まれる形になったが、直線で集中力を切らさずに最後まで伸びた。スワンSのような爆発力はなかったが、見せ場は作った。やはり、揉まれずに競馬できるのがベスト。底力は確かなもの。集中して走れる短距離が合っている。

ディアデラノビアは道中、中団前目のインを追走。若干、行きたがっていたものの、許容範囲内。直線で前が開いて追い出されるも、今ひとつの伸び脚。骨折明けの影響もあったか。鞍上は「入れ込みがマシだった点は収穫」とのこと。この馬の持続力ある末脚は府中2000㍍がベスト。

7着のチアフルスマイルは道中、引っ張りきりの手応えで中団内目追走。直線でいざ追い出されてから、エイシンドーバーに寄られて手綱を引っ張る大きな不利。スピードが乗り始めた直後だっただけに悔やまれる。あれがなければもっと際どい勝負になっていた。牡馬相手でも通用するし、京都の軽い芝が合っている。次走京都牝馬Sで注目。

シルクフェイマスは下見どころから厩務員をグイグイ引っ張り好気配。さすがは宝塚記念2着馬。この距離でも戸惑わずスッと好位へ。流れに乗ったように見えたが、追われてから案外の伸び脚。久々で58㌔とマイルが合わなかったのか。雰囲気はさすがのものがあり、次走で注目。

オレハマッテルゼは躓き気味の発馬で行き脚つかず。流れが落ち着き、馬群が密集。外枠が災いして終始、馬群の外目と通らされ、なし崩しに脚を使わされた。3角では掛かったメイショウオスカルの煽りを受けて、外に膨れ気味にもなった。追って味のあるタイプでもなく、中団からの競馬では苦しい。スッと先手を奪えないと脆い。今日は太めも残っていて、脚捌きも固めだった。ベストは脚質から中山コースが合う。

キネティクスは好位のインと絶好位を追走するも、直線で脚色一杯。

昇り馬エイシンドーバーは直線でフラついて4着入線も12着へ降着。ただ、馬込みを割ってジワジワ伸びた点は評価できる。

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