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中央競馬徹底研究!

2022年は客観的な予想を心がけます。

AJCC(GⅡ)回顧

2011-01-23 18:58:56 | 回顧
3連複、3連単的中!!


【馬場】Cコース。良。

13.0 - 11.9 - 13.0 - 12.8 - 12.7 - 12.5 - 11.8 - 11.4 - 11.5 - 11.3 - 12.3=2:14.2

 有馬記念のうっ憤を晴らしたトーセンジョーダン。厳寒期の坂路調教ということで太め残りが懸念されたが、当日はマイナス6㌔。下見どころではスッキリとした馬体で外めを気分よく周回していた。レースでは、出が今ひとつで少し気合いを付けて前へ。ゴール版前で態勢が落ち着き、前から5番手の位置で内のコスモファントムを見ながらの競馬。ミヤビランベリの作る緩い流れにも動じることなく折り合う。3角手前でペースアップする流れだったが、そこではジッと我慢。三分三厘から手綱をしごいてスパートすると、4角では先頭から2馬身差まで迫る。そこでバテたサンライズと接触し、直線入口では前が壁になっているために左手綱を引いて外めに進路を変える。そこで左手前に替えて猛追。楽なペースで行っているので先行勢もなかなか脚色が衰えなかったが、坂上の右ステッキでグンともうひと伸び。ゴール前で抜け出す時にフワッとしたが危なげなく差し切った。前半のペースが遅かっただけに勝ち時計は平凡だが、正攻法の強い競馬だった。アクションが大きく本来なら広いコース向きだろう。まだ、追ってから重心が高いし、GIとなると切れ負けの可能性はある。距離はもっとあったほうがいいだろう。

 休養明けを一度叩き、ミヤビランベリが激変した。下見どころでは隊列の一番後ろを周回。落ち着きはあったが、馬体の張りはもうひとつという感じだった。好発を決めると、少し気合いを付けて前へ。行き脚のついたスタート後100㍍あたりでマルカを制してハナへ。その後は四肢を柔らかく伸ばしたストライドでスイスイと楽なラップを刻む。マルカががっちりと手綱を引っ張って2番手以下に蓋をしたために1000㍍通過が63秒4の超スローの流れ。残り1000㍍の下り坂からジワッとペースを上げる。三分三厘では外からマルカに被されて手綱が動く。しかし、テンにたっぷり脚を貯金できたためにそこから再びペースアップ。直線を向いて坂下では再びマルカに抜かれるも、坂上で二の脚を使って突き放す。最後は勝ち馬に差されたが、見せ場十分だった。アルゼンチン共和国杯で見せた勝負根性は健在だった。今回は展開の恩恵が大きかったが、本調子ではないなかでよく頑張った。本来は2500㍍がベスト。行き脚がついてスイスイと逃げられれば渋太い。

 3着には3連覇を狙ったネヴァブション。今回からブリンカーを着用し、下見どころでは気合い乗り十分でさすがの雰囲気。レースでは発馬から内へモタれ行き脚がつかない。これはここ数走と変わらない。少し気合いを付けて道中は後方から2番手の位置取り。幸い、超スローだったために馬群が固まり、少し離れた位置を楽な手応えで追走。3角からジワッと外めを通って進出を開始すると、4角で一気に手綱とステッキを叩いて大外から進出開始。しかし、内へモタれる。右ステッキを連打し、左手綱を巧みに捌きながら懸命に追い上げる。しかし、ゴール前で苦しくなって右手前に替えて脚色が前と同じになってしまった。これだけ遅いと脚の温存度合いは、前も後ろも同じ。それだけに三分三厘から大外を通ったのは致命的だった。肉体的には問題ないが、精神的に疲労が溜まっているのだろう。休養へ。

 コスモファントムは発馬直後からグンと重心を沈めて楽に前へ。無理に競りかけることなく道中は4番手のインで脚をタメる。終始、インの経済コースを通って3角手前では痺れるような手応え。急激にペースアップした三分三厘でも手応え十分。しかし、直線を向くと内へモタれてジリジリとしか伸びない。右ステッキと左手綱を引いて懸命に追いかけるも、流れ込んだだけとなってしまった。金杯では同じく右手綱を引いても差し切れたが、メンバーが強化されたGⅡでは通用しなかった。手応えほど伸びないタイプだけに、テンにある程度引き離して行ったほうがいいのかも。

ダイワジャンヌは道中、スッと好位の外めに取り付く。終始、馬群の外めを通らされて距離ロスは大きかったが、ペースが遅かったために流れには乗れた。三分三厘で仕掛けていくも、大外を通る苦しい展開。それでも、直線で一瞬の脚を使いインでロスなく立ち回ったコスモファントムと差のない競馬ができた。重賞でも、一瞬の脚を生かす競馬なら通用することがわかった。

 マルカボルトは好発を決めて前へ。無理にハナへ競りかけることなくすんなりと2番手へ落ち着く。ガッチリと手綱を抑えて少し離れた位置で折り合いに専念。3角で掛ったサンライズベガが競りかけてきたために進出を開始。4角では早めに先頭へ並びかけ、直線は一旦先頭へ立つ。坂上で脚色が鈍ってゴール前で失速したものの、見せ場十分だった。

 サンライズベガは下見どころでチャカチャカしていたし、頭の位置は高かったが、馬体の張りは上々で雰囲気があった。レースでは、遅い流れを3番手から追走。道中は力みながらの追走だったし、遅いペースで掛ってしまった。それにしても4角でアラアラ一杯で失速。展開を考えると、中身ができていなかったのだろう。








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