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本番直前に運指変更

今年最初のコンサート「初春の音楽会」のプログラムの中に、バッハの「リュート組曲第3番よりクーラント、サラバンド、ガボット」というのが入っています。このうち、これまで弾いてきた「ガボット」の運指に無理があることがわかりました。同じ左指で連続する2つの音を押さえたまま弾いていた……という、よくあるパターンです。運指の見なおし作業は、これまでにも何度もやっていますが見落としていました。
この曲は、初めてコンサートで弾いてからすでに30年以上経過しています。その後も何度人前に出したかわかりません。少し間が空くとすぐに弾けなくなり、その度に「なんだか指がもつれそうな曲だな」と思いながらも、テンポを落として繰り返して練習し、本番直前にかろうじてとり戻す……ということをやってきました。
若いころから弾いている曲の中にはこういうのが少なくありません。
つまり、若いころは、運指の良し悪しも自分の指との相性もわからずに、「弾けなかったら、難しいところを取り出して、テンポを落として反復して指に覚え込ませる」というのが正攻法だと思ってきたわけです。
難しい曲でかつ運指に少々無理がある場合でも、指もやわらかく時間も体力もたっぷりある人が猛練習すれば、ある程度は弾けるようになるものです。でも年齢を重ねると、そういう曲はほぼ弾けなくなります。若い人でも忙しくて練習時間がとれなくなれば、同じく弾けなくなります。
この曲のように何度も弾けなくなった曲を、弾ける状態でずっと維持しようと思ったら、今使っている運指に無理はないか無駄はないか、じっくり見なおすことが絶対必要です。
本番は今週末です。こんな直前で運指を変えることには、リスクがありますが、やってみましょう。なぜなら、それをしなかったら「コンサートが終わったらまた弾けなくなる」というのが目に見えているからです。
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60歳になった日に

今日は私のバースデーです。
ついに60歳の大台に乗りました。
昨日の日記は年賀状や年賀メールの写しです。あまり具体的な目標になっていないな……というわけで、今日はもう少し詳しく記します。

・地元でやっている月例ギターコンサートを充実させます。
・かつてのレパートリーをさらいなおし、完成度を高めます。
・教室用の教材(主として編曲譜)を書きためます。
・楽譜付き手製CD「広垣進オリジナルアレンジ第3集」を制作します。

前半の目標2つを達成するために、データの管理をていねいに行います。
大晦日から元日にかけて昨年1年間の「暗譜による演奏の記録」をまとめました。今日は、同じく昨年の「11弦ギター 演奏の記録」をまとめました。どちらも「この月のコンサートで、この曲を弾いた」ということがひと目でわかるようにしたものです。きわめて単純なデータですが、これを積み上げていくことによって、「長らくご無沙汰してしまい、結局弾けなくなる」というロスを減らせるはずです。
当面は「一覧表にあるが、昨年は1度も弾いていない」という曲を意図的にプログラムの中に入れていくことになるでしょう。
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謹賀新年

あけましておめでとうございます
旧年中は何かとお世話になりました

さほど多くない生徒さんや
コンサートのお客様との関係を大事にしながら
自分の音楽を
もっともっと磨いていきたいと思います
どうぞよろしくお願いいたします
幸多き1年でありますように……

今年はギター生活45周年
そしてついに還暦です…!     


2017年1月
広垣 進
http://www.amigo.ne.jp/~hiro7167
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