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単純な結論

先々週にアップロードしたご存知「愛のロマンス」は、右手の運指(弾く指の順序)を通常のものから、変えて弾いています。
多少の話題性(珍しさ?)もあってか、私の「動画」としてはよく再生されている方ですが、思っていたほどの反響はありません。
これは、通常の譜面による素晴らしい演奏が、世の中にあまりにもたくさん残っているので、「何も苦労して練習しなおすほどでもないだろう」ということなんでしょう。そこは理解できますし、自分自身の演奏を振り返っても「以前は、普通の譜面でもう少し弾けていたんじゃないかな」という気もします。
そこで、この2週間、通常の弾き方と右手指を変えた弾き方の両方で練習し、「弾きやすさはどうか」「響きの良さはどうか」と比較してみました。その結果をざっと報告します。右手指の調子が良いときは通常の譜面の方に、右手指の調子が悪いときは運指を変えた方に軍配があがりました。
今日は夕方小一時間ほど草引きをし、その後この弾き比べを試みたところ、運指を変えた弾き方では、ほぼノーミスで弾けたのに対し、通常の弾き方で弾いたときにはミスを頻発し、「これは使えない」と思うほど惨憺たる出来となりました。
特にこの曲は、コンサートのアンコールで弾くことが多く、「草引きの直後」ほどではないにしても、けっこうな疲れを想定しておく必要があります。
私の出した結論は2つ、「調子が良さそうな時は、普通に弾くつもりで練習しておく」「運指を変えた弾き方では、常時弾けるようにしておく」ということになります……しかし、ある程度は予想していました。仰々しく言うほどのことではありませんね(笑)。


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