軍隊は、何のためにあるのか。
自国を、侵略者から守るためなのか、自国を守るために、侵略する必要があるためなのか。
ライオンが、自分たちの集団を守るために、縄張りに侵入する「敵」を威嚇し、力で敵を追い出す。
ライオンは、いつまでも縄張り内で安定した生活が出来なくなる、子供が生まれ、集団が大きくなると、
縄張り内だけで、「食べていけなく」なる。大きくなった集団を守るために、他の「縄張りに」侵入して、
「縄張り」を拡げないと集団を養っていけない。
軍隊の原点は、「集団」を守るために、防衛のためと、侵略のために必要、ということ。
人間の世界では、原始では、ライオンと同じ、「集団」を守るために、防衛と侵略を繰り返していた。
そして、人間は、部族による集団、民族による集団、宗教による集団、思想による集団など、複雑に
守るべき集団が増える。
一人の人間が、ある民族にいながらある宗教を信じ、ある思想に心酔する、同じ民族内に、違った宗教を
信じる人、違った思想の人、更には、民族を超えて、同じ宗教を信じる集団が出来、同じ思想(民主主義や
共産主義など)を持つ集団が出来、守るべき集団が複雑に絡み合う。
そこで、「人類の歴史は、戦争の歴史」となる。
第二次世界大戦以前の国家の軍隊も、「防衛」と「侵略」の両方の役割を担って来た。
2回の世界大戦の反省から、「侵略」を許してはいけないと、国際連合が出来、国際司法裁判所も強化。
米国とイラン・北朝鮮との確執を見ていると、「防衛のための軍隊」をチラつかせ、威嚇・小競り合い
をやっている。
威嚇・小競り合いは、その国のトップ次第。トップが「狂気」の人ならば、「防衛の枠」をはみ出す。
「大統領選挙で勝つために」「金王朝を守るために」なら、ナリフリ構わず、トップが、「軍隊」を
使うこともできる。
戦勝国は、どのようなトップが出て来ても、二度と戦争出来ないように、日本に軍隊を持たせないために、
憲法9条を押し付けた。お蔭で、74年間、戦争に巻き込まれることが無かった。
中南米のコスタリカは、政治家が軍隊を悪用しないように、軍隊を持たないことを憲法で決めている。
軍隊は、政治家にとって、誘惑に駆られる魔物なのだ。
世界の全ての国が、軍隊を持つことを止めれば、少なくとも、国と国の戦争は無くなる。
ウォーキング中に出会った花。
1月10日、「今日は何の日カレンダー」より
110番の日(警察庁1985)、十日えびす、LPガス消費者保安デー(毎月)
▲徳川綱吉、没。64歳(1709)▲甘藷(サツマイモ)の栽培はじまる (1724)▲江戸に大火がおこる(1794)
▲ロンドンに世界最初地下鉄6キロ開通 (1863)▲政府が徴兵令公布(1873)▲クレオパトラの墓、発見(1890)
▲国際連盟正式に成立(1920)▲ロンドンで国際連合第1回総会が開催(1946)▲公務員の勤務時間、冬33時間、
夏39時間から週48時間制へ。出勤時間が早まり、遅刻者が相次ぐ(1949)▲NHK教育テレビが開局(1959)
▲シャネル没。87歳(1971)▲日本唯一の講談寄席、上野本牧亭閉鎖(1990) ▲祝日法改正後、初めて、ハッピー
マンディー制度が適用された(2000)