何が面白くてしんどくて苦しいのに、マラソンを走るのかよく問われます。
僕も最初のマラソンを走った後、しんどくて車まで歩き靴を脱ごうと車に腰をかけ、かがもうとしまし
たがかがめませんでした。嫁と一緒に来ていましたので靴を脱がしてもらいサンダルにはき替えまし
た。肉体はクタクタでもう 2度と走りたくないとその時は思っていました。歩くのもおぼつかない状態
で屋台に出ているうどんを食べました。するとレースをゆっくり振り返ることができました。映像が走
馬灯のように回って、ある地点の感情が浮かんできます。ついていた友達のあとを追うことができな
くなり離れていく様子や、AIDステーションでおにぎりをもらってお茶をいただいて走る元気が出てき
たことなどが思い起こします。
ラスト3キロくらいになると、それまで練習していたことなどが思い出され感情がこみあげて涙が出て
きました。そこで仲間と会いお互いの健闘をたたえました。
2、3日もすると何とか筋肉痛もおさまります。それまでしんどくてたまらなかったランニングは、またし
たくなってきます。
レースに申し込み目標を立てそれを達成する喜びは、仕事と同じように僕にとっては非常にかけが
えのないものとなっていきました。結局練習をやればやるだけ成績は伸びていきます。よく言われる
練習は嘘をつかないということだと思います。
どんな分野でも同じことが言えると思います。ゴールしたその先に見えるものは人それぞれ違うと思
いますが、達成感というのは感ずると思います。
それが走る理由かもしれません。
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