信頼のおける人からの言葉に救われることがある。
会社に入って 1年目に中小規模のお客さんを 30件ほど担当させてもらいました。最初はなかなかお客さんとのコミュニケーションが取れず、売り上げも苦心しました。年が近いお客さんがいろんな話しをしていくうちに仲良くなりほかのお客さんにも近づけるようになり売り上げは順調に伸びていきました。そのままもう一年くらい続かないかなと思ったら少し異動がありお客さんは変わってしまいました。
2年目になり後輩ができお客さんともコミュニケーションがとれるようになったころ、先輩からなん店舗もあるお客さんを 4社担当することになり、それまでの中小規模のお客さんも半分ぐらい後輩に引き継ぎました。その 4社のうち 2社はすぐにコミュニケーションが取れ売り上げも上がっていきましたが後の 2社は半年ぐらい売り上げが下がっていきました。前の担当者と非常に信頼関係があったみたいです。
半年たっても売り上げが上がらないのでその2社は元の担当者に戻しました。非常に残念でしたが仕方がありませんでした。しかし元の担当者は会社を辞めることになりまた僕に戻ってきました。それで大型店のマネージャからその2社の取り扱い方法みたいなものを聞いてなるほどと思いました。その2社が来たら必ず昼飯に連れて行けというアドバイスした。そんな簡単なことかなあと思いましたがその通りにやってみると少しずつ仲良くなり売り上げは伸びていきました。
そんなちょっとしたことで売り上げが伸びるなら、ほかのお客さんにも試してみるとなるほどと結果が出ていました。会社の経費を使うことですが、それまでは挨拶をして時間があればお客さんと一緒に売り場をまわる程度でしだが、数千円のことで数十万違ってくるのでどんどんお客さんと昼食や夕食の接待を繰り返していくうちに売り上げは伸びていきました。
しかしあまりにも経費を使うので統括のマネージャから注意を何度も受けました。
27年間この会社にいましたがいい時代でした。
次回へ