鏡の国のアリス:短評

鏡の国のアリスの本を読みながら短評をする

刺す虫か刺さない虫かだけがアリスの関心事(GLASS3-20)

2008-04-16 21:47:59 | Weblog
小さな声がアリスに言う。「僕が虫だったとしても僕を傷つけたりしないよね」と。これに対してアリスはただ「どんな虫なの?」とだけたずねる。だが彼女が本当にたずねたかったのはその虫が刺すかどうかだった。しかしそれを聞くのは失礼と思ってアリスはただ「どんな虫?」と一般的にたずねたのである。かくてアリスは礼儀正しい女の子だが、虫については刺す虫か刺さない虫かの2種類にしか分類しないとわかる。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿