平尾バプテスト教会の礼拝説教

福岡市南区平和にあるキリスト教の平尾バプテスト教会での、日曜日の礼拝説教を載せています。

2017年12月10日 主があなたと共におられる

2018-03-19 22:04:22 | 2017年
天使ガブリエルは、エリサベトが身ごもってから、6ヶ月目にガリラヤのナザレという町に神様から遣わされました。それは、ダビデ家のヨセフのいいなずけのマリアのところに行くためでした。ガブリエルは、「マリア、恐れることはない。あなたは神から恵みをいただいた。あなたは身ごもって男の子を産むが、その子をイエスと名付けなさ。その子は偉大な人になり、いと高き方の子と言われる。神である主は、彼に父ダビデの王座をくださる。彼は永遠にヤコブの家を治め、その支配は終わることがない」と言いました。マリアは、咄嗟に「どうして、そのようなことがありましょうか。わたしは男の人を知りませんのに」と言い、ガブリエルは、「聖霊があなたに降り、いと高き方の力があなたを包む。だから、生まれる子は聖なる者、神の子と呼ばれる」と言いました。ガブリエルの御告げは、マリアには、とても恐ろしいことだったに違いありません。そして、それは、とても恵みとは思えないことだったでしょう。ヨセフにどのように説明をすればよいのか、ということもあります。マタイでは、天使がヨセフにそこらのことを説明したことになっていますが、ルカにはそこらの記事はありません。ただ、マリアを納得させるものがあったとしたら、親類のエリサベトが年をとっているけれど、神様のお力で男の子を宿し、既に6ヶ月になっているということくらいだったでしょう。マリアは、ガブリエルの「神にはできないことは何一つない」という言葉を信じました。そして、「わたしは主のはしためです。お言葉どおり、この身に成りますように」と告げました。マリアは、これから自分の身に起こること、そして、それがどのようなリスクを伴う出来事になるかもしれないことを覚悟したことでしょう。それらのことを誰にも相談することなく、自分一人で決め、受けていくのです。「主があなたと共におられる」そのことだけを頼みとして。 . . . 本文を読む