マタイ福音書6章5~15節
天におられるわたしたちの父よ
祈るときに、「奥まった自分の部屋に入って戸を閉め」と、イエス様は、祈りのスタイルから私たちに教えています。それは、おそらく当時のユダヤ教のファリサイ派の人々や律法学者たち、また、祭司などのような、決められた祈りの時間になったら、街角や会堂など、わざわざひと目のつくところに行って、これ見よがしに、くどくどと祈る偽善者たちがいたから . . . 本文を読む
マタイ福音書5章1~12節
心の貧しい人々は幸いである
イエス様は、このときにも、大勢の群衆がみもとに押寄せてきていたという状態でした。マタイによる福音書には、9章の35節からのところにも同じような情景が描かれています。「イエスは町や村を残らず回って、会堂で教え、御国の福音を宣べ伝え、ありとあらゆる病気や患いをいやされた。また、群衆が飼い主のいない羊のように弱り果て、打ちひしがれているのを . . . 本文を読む
(召天者記念礼拝)
マタイ福音書4章12~17節
天の国は近づいた
今日は、召天者記念礼拝ということですから、このように前の方に既に神様のみもとに召された方々の写真を飾らせていただき、プロジェクターで拡大したお写真をもって、各々の方のことを皆様に紹介させていただきました。そして、これらの皆様とのありし日のことなど、思い出しつつ、故人を偲ぶと共に、残された生を生きる私たちのこれか . . . 本文を読む
(イースター礼拝)
マタイ福音書28章1~10節
絶望から希望へ、死から命へ
イエス様が、十字架において殺害されたというだけであったならば、このお方が、メシア、キリスト(救い主)であることは明らかとならなかったでしょう。このお方が、救い主、キリストであったという確証、しるしは、神様によって復活させられたというところにあります。
新共同訳では、マタイによる福音書の28章7節に「死 . . . 本文を読む
マルコ福音書14章32~42節
ゲッセマネのイエス様
イエス様は、捕えられる直前に、厳しい祈りをゲッセマネという所でなさいました。ゲッセマネとは、「油搾り」という意味ですが、ルカによる福音書には、「汗が血の滴るように地面に落ちた」とありますから、まさに、このときのイエス様の非常に苦しまれている様をこの場所が暗示しているのでしょう。
ところで、イエス様一行は、たびたびこの場所に集ま . . . 本文を読む
第一コリントの信徒への手紙12章31節~13章13節
もっとも大いなるものは愛
12章の31節で、パウロは、いろいろな賜物を神様は教会を構成している一人ひとりに与えられていることを述べたあと、「あなたがたは、もっと大きな賜物を受けるように熱心に努めなさい」と助言しています。続いて、「そこで、わたしはあなたがたに最高の道を教えます」と語り、実は、そのもっとも大きな賜物が愛であり、最 . . . 本文を読む
第一コリントの信徒への手紙12章12~26節
キリストの体なる教会
キリストの教会について説明する前に、神様からいただいているいろいろな賜物について述べています。「賜物にはいろいろありますが、それをお与えになるのは同じ主です」と言っています。また、すべての賜物は、「同じ唯一の霊の働きであって、霊は、望むままに、それを一人ひとりに分け与えてくださるのです」とも述べています。つまり、賜物と . . . 本文を読む
第一コリント11章17~26節
主の晩餐にあずかる
この箇所は、主の晩餐をめぐるお話ですが、教会とはどのようなところなのかを教えているところです。パウロは、「あなたがたの集まりが、良い結果よりは、むしろ悪い結果を招いている」と述べています。集まりというのは、礼拝のことでしょうか。礼拝は、良い結果を生むものであって、それが悪い結果を招くなど、考えられません。当時の、礼拝の形がどのような . . . 本文を読む
第一コリント10章23節~11章1節
愛は造り上げる
8章のところから、偶像に供えられた肉を食べることについて、どうしらたいいかが書かれています。9章からは別の話となり、10章では、はじめに偶像礼拝への警告が語られ、後半からまたこの偶像に供えられた肉を食べていいか、どうかの話に戻っています。パウロに、このことについて質問した者がいたか、コリントの教会内で問題になっていて、それが . . . 本文を読む
第一コリント7章17~24節
むしろそのままで
初めに断っておきたいと思います。今日のような箇所は、真剣に仕事をどうしようかと考えている方、未婚者であろうと既婚者であろうと、結婚生活のことを考えておられる方、その他、さまざまな迷いの中にある方には、ちょっと腹が立つ内容となるかもしれません。そのままでいなさい、というのがパウロの今日の主張だからです。どうか、忍耐して最後までお聞きい . . . 本文を読む