ヨハネの黙示録１２章１～１８節
小羊の血と証しの言葉で打ち勝つ
この12章を読み解く場合、女が何を表し、竜が何を表しているのか、また、女の産んだ男の子が誰なのかがわかれば、あらかたの理解はできるのではないでしょうか。それどころか、こんな感じで読み解ける黙示録は、結構わかりやすい書であるといった印象を持つ人もでてくるのではないかと、思われます。今日の箇所でいいますと、女は、教会であり、竜はサタン的 . . . 本文を読む
ヨハネの黙示録５章１～14節
屠られた小羊を礼拝する
私たちは、いったい誰を礼拝しているのでしょうか。どなたが礼拝に値するお方なのでしょうか。初代教会の時代、キリスト者たちは、ローマ帝国の迫害のなかで、悶え苦しんでおりました。捕縛される者、投獄され拷問される者、処刑される者、それも十字架刑や競技場で見せ物として、ライオンなどと戦わされた者など、それは悲惨な状況があちこちに溢れておりました。人々は . . . 本文を読む
フィリピ３章１７～２１節
わたしたちの本国は天にあります
「わたしたちの本国は天にあります」という言葉を聞きますと、私は、ほっとします。とても、自由な気持ちになります。「本国」という言葉は、口語訳では、「国籍」となっていました。私の国籍は、日本です。日本人です。私が日本人で、日本に生きる限り、この国が私のいろいろなことを守ってくれるはずです。私にはこの国に果たすべき義務があり、この国は私の生きる . . . 本文を読む
ヨハネの黙示録１章１～８節
アルファでありオメガである神
今週からしばらくヨハネの黙示録に耳を傾けてまいります。ヨハネの黙示録は、紀元１世紀ごろにローマ帝国の皇帝ドミティアヌスの激しい迫害のなかで、それに耐えていた教会、キリスト者たちへ向けての励ましのメッセージでした。著者のヨハネは、皇帝礼拝を拒み、そのためにエーゲ海のパトモス島に幽閉されています。そこで、イエス様の黙示が与えられました。
黙 . . . 本文を読む
ヨハネによる福音書21章１～14節
朝の食事をしなさい
この物語と似た箇所が、ルカによる福音書にあります。それは、イエス様が、ペトロなどの漁師を弟子とする場面です。ペトロたちは、この日夜通し漁をしたけれど、何もとれず疲れもピークになっていました。そのようなときに、イエス様は、漁から戻ってきた彼らに、沖に漕ぎ出し網を降ろし、漁をしないと言われるのです。
ペトロは、夜通し働いたけれども何もとれませ . . . 本文を読む
ヨハネによる福音書18章15〜27節
ペトロの裏切りとわたしたち
ペトロの裏切りを、私たちキリスト者はどのように受け止めていけばよいのでしょうか。自分には、ありえない話だと思える強い方もいれば、自分もまた同じような行動にでるかもしれないと思う方もいるでしょう。あるいは、このような場面になれば自分はほとんど間違いなく裏切るなと、自分の弱さを認め、今から割り切っている方もいるでしょうし、そのときにな . . . 本文を読む
ヨハネによる福音書16章25〜33節
既に世に勝利されているイエス様を見上げて
イエス様は、ご自分がこれから捕えられ、殺害される時が近づいたのを知って、弟子たちに別れの言葉を述べます。そして、そのときには、いろいろな迫害や苦難が弟子たちにも及ぶことが予想されるので、つまずかないように心の備えをするように、教えるのでした。16章1節から4節には、「これらのことを話したのは、あなたがたをつまずかせな . . . 本文を読む