使徒言行録16章6~15節
閉ざされても希望
パウロは、アジア州で御言葉を語ることを聖霊によって禁じられました。具体的には、どのようなことがあったのかはわかりません。聖霊による御告げがあったのか、それとも、御言葉を宣べ伝えようとしたのですが、実際何かの事情によりその機会が奪われてしまったのか、或いは、迫害などによりにそれが適わなかったのか、いろいろと想像することはできるのですが、結局 . . . 本文を読む
使徒言行録14章8~18節
真の神を指し示す
バルナバとサウロは、アンティオキアの教会から、いわゆる世界伝道に派遣されます。13章4節には、「聖霊によって送り出されたバルナバとサウロは」というように、使徒言行録は、一貫して、弟子たちを宣教に遣わすのは聖霊である、と主張します。13章48節には「異邦人たちはこれを聞いて喜び、主の言葉を讃美した。そして、永遠の命を得るように定められている . . . 本文を読む
使徒言行録9章1~19節
今、彼は祈っている
「サウロはなおも主の弟子たちを脅迫し、殺そうと意気込んで、大祭司のところへ行き、ダマスコの諸会堂あての手紙を求めた」とありまして、彼が、キリスト者たちのことをいかに迫害していたかがわかります。誰かに命令されたからしているのではなくて、自ら率先して、迫害という行為に及んでいました。
それは、キリスト者たちへの憎悪の念もあったでしょうが、フ . . . 本文を読む
使徒言行録8章26~40節
喜びにあふれて旅を続ける
フィリポは、ステファノたちと使徒たちに選ばれた7人のうちの一人でした。彼は、ステファノの殉教のあとに起こったキリスト者たちへの大迫害のあと、エルサレムを離れ、逃れて、サマリアにやってきました。彼はそこでも福音を宣べ伝えるのでした。散らされていった先で、福音が広がっていく、神様のなさることは、私たちの思いを遥かに越えておられます。
あ . . . 本文を読む
使徒言行録7章54~8章4節
ステファノとサウロ
聖書によれば、ステファノは、霊と知恵に満ちた評判のよい人であり、信仰と聖霊に満ちた人でした。また、ステファノは、恵みと力に満ち、すばらしい不思議な業としるしを民衆の間で行っていたとも書かれています。最初に、ステファノたち7人が、選ばれたのは、使徒たちが祈りと御言葉の奉仕に専念するためでした。それまで、食事の世話までも使徒たちがしていた . . . 本文を読む
使徒言行録1章3~11節
地の果てに至るまで
今日からしばらくは、使徒言行録の御言葉に、私たちは耳を傾けてまいりたいと思います。使徒言行録は、聖霊の働きをいただいたイエス様の弟子たちによって、教会がどのように形成されていったかを取り扱っています。ですから、私たちは、教会や伝道のことを考えるときには、この使徒言行録から多くを学ぶことができます。そのような意味では、私たちが今神様から与えら . . . 本文を読む
ヨナ書4章1~11節
怒りの正当性と神の愛
大きな魚の中で、悔い改めたヨナに、神様からのご命令が再び臨みました。神様に赦された者は次の瞬間から神様に遣わされる者になるということでしょうか。「さあ、大いなる都ニネベに行って、わたしがお前に語る言葉を告げよ」。そして、ヨナは、今度は、そのご命令どおり、直ちにニネベに行きました。ニネベの町は、一回りするのに三日を要したといいます。ヨナは、その町 . . . 本文を読む