コリントの信徒への手紙二 11章29〜12章10節
弱さの意味
パウロという人物の信仰者としてのものの見方や考え方の傾向がこのコリントの信徒の手紙から少しずつわかってきたと思います。今日の箇所では、彼がこのことを語ったことの背景に自分たちのことを誇る者たちがいたということです。そのことがまた、教会の一致を乱しているということだったのでしょう。パウロは、コリントの教会のなかで、パウロから見れば、的 . . . 本文を読む
コリントの信徒への手紙二 9章1〜15節
協力伝道の業
教会に限らず、宗教団体の運営は、お布施や献金によって、その多くが成り立っています。当然と言えば、当然のことです。ちなみに、宗教法人には、収益事業もいくつかの種類が認められており、税金を納める形で、法的には問題はありません。
しかし、そのような収益事業などしないでもすむ形で教会の運営はなされていくのが、健全だとも言えます。初代教会もまた、信 . . . 本文を読む
コリントの信徒への手紙二 2章14〜3章6節
神様からの推薦状と資格
皆さんのなかで、お仕事をされている方、あるいは、そうでない方も何かの資格をお持ちの方はおられるでしょう。また、資格をもっていないとできない仕事も少なくありません。また、資格はなくてもできますが、資格を持っていると就職の時に有利に働くということはあります。あるいは、会社や何か事業をしているところでは、これこれの資格をもっている人 . . . 本文を読む
ローマの信徒への手紙一 8章22〜26節
分かれ道に立って、よく見
39歳で亡くなったショパンが28歳のときに作曲した「雨だれ」の、現存する彼直筆の楽譜を見ると、そこには「天才」ショパンの「苦悩」を映し出すかのごとくに、真っ黒に塗りつぶされた修正部分があります。そこから彼の内心の「格闘」が見て取れます。このときのショパンは、彼自身の病気や恋愛のことで、深く悩んでいたようです。作曲家でピアニストの . . . 本文を読む
コリントの信徒への手紙一 14章1〜19節
教会を造り上げる霊的な賜物
コリントの教会は、いろいろな問題で混乱をきたしておりました。分派がいくつかできていたこと、偶像に献げられた肉を食べることへの是非の問題、それから、主の晩餐と愛餐の守り方などを、これまで、このところの説教で取扱いました。そして、今日扱います説教の箇所もまた、その一つでありまして、それは、異言の問題でありました。
コリントの教 . . . 本文を読む