エレミヤ書20章7〜9節
深い絶望の中で立つ
エレミヤという預言者は、ほんとうにつらかっただろうと思います。彼は、非常に孤独でした。エレミヤは、神様から示されたことを述べているのですが、それを聞いているユダの人々は、自分たちの罪を鋭く指摘されて、悔い改めるどころか、反発するのでした。
20章の1節からのところで、神殿の最高監督であった祭司のパシュフルは、エレミヤの預言の言葉を聞い . . . 本文を読む
エレミヤ書13章1~17節
神様の帯となるべき民
最初の何ごとかを象徴的に表しているお話をかいつまんで説明すると次のようになります。エレミヤに神様は、新しい麻の帯を買い求め、それをユーフラテスというところへ行って、そこの岩の裂け目に隠し、月日がたった後に、それを取り出せ、ということを指示されます。
エレミヤが、そのとおりに行ったところ、帯は腐り、全く役に立たなくなっておりました。このユーフラテ . . . 本文を読む
出エジプト記35章4~29節
進んで心から
モーセは、イスラエルの共同体全体に告げました。出エジプト記の35章の4節「これは主が命じられた言葉である。あなたたちの持ち物のうちから、主のもとに献納物を持って来なさい。すべて進んで心からささげようとする者は、それを主への献納物として携えなさい」。神様は、荒野において、彼らが神様に礼拝をささげるために幕屋の建造を示し、その材料をささげることを求められま . . . 本文を読む
出エジプト記34章1~10節
主が共に歩んでくださることこそ
神様に対してイスラエルの民は、大きな罪を犯しました。モーセが、シナイ山で神様から十戒をいただいていたとき、イスラエルの民は、モーセがなかなか山から下りてこないので、不安になって、偶像の神を造るようにアロンに圧力をかけました。アロンは、モーセと共にシナイ山に登りましたが、一足先に、下りてきていたようです。アロンは、彼らの圧力に恐れを抱い . . . 本文を読む
イザヤ書46章3~4節
年齢を重ねた人に聖書は
敬老の日礼拝
聖書は、年齢を重ねることについて、また、ご高齢の方に対して、そして、そのご高齢の方を見守る周りの者たちについて、どのようなことを述べているのでしょうか。聖書を通してですが、広く多方面から、年をとる、高齢になるということについて、敬老の日礼拝を守っている今日は、考えてみたいと思います。
まず、高齢になることは、聖書においても、神様からの . . . 本文を読む
出エジプト記18章13~27節
よい仕事をするために
モーセのしゅうとでミディアンの祭司であったエトロは、先にモーセが実家に帰していた妻のツィポラと二人の息子を連れて、荒野で宿営しているモーセのところへやってきました。モーセは、エジプトの地からイスラエルの人々を導き出すための指導者として、召命を受ける前に、ヘブライ人に暴力を振るっていたエジプト人の監督を殺害して、追われる身となり、ミディアン地方 . . . 本文を読む
出エジプト記17章1~7節
果たして、主は我々の間におられるのか
今日のお話も、マナという食べ物を神様がイスラエルの民に与えたという話と概ね似ています。マナのときは、エジプトを出て一月半がたち、イスラエルの民は、食べ物がなくなったので、不平をモーセに述べました。食糧が底をついたときも、人々は、ここで餓死をするくらいならば、エジプトで死んだ方がましだったと言いました。あそこでは、肉のたくさん入った . . . 本文を読む
出エジプト記16章16~36節
それぞれが必要な分を集めた
日本国際飢餓対策機構が発行している7月号の飢餓対策ニュースによれば、国連食糧農業機構(FAO)が「世界の食料不安の現状2015年報告」をまとめ、世界の飢餓人口が7億9,500万人と発表しています。そして、同時に飢餓半減の目標を概ね達成したことを伝えています。しかし、そうでありながらなお、それ以外に8億人が栄養不足で苦しんでいるということ . . . 本文を読む
出エジプト記16章1~15節
天に求める姿勢が平和をもたらす
イスラエルの人々がエジプトを脱出してから、1ヶ月と15日が経過していました。今は、エリムをあとにして、シンの荒野へ向かっています。エリムでは、なつめやしがたくさん茂り、泉もあって、それなりに満足できる状況だったようです。ところが、そのなつめやしの実もいつまでもあるわけではありませんので、そこを後にして、シンの荒野に向かっていくことにな . . . 本文を読む
出エジプト記13章17~22節
遠回りの意味
「急がば回れ」ということわざがあります。これは、急ぐのであれば回り道をしなさい、ということで、普通、急ぐときには近道をするのですから、矛盾した、これは逆説的な物言いです。しかし、よく考えるとこれには真理が含まれていることがわかります。急いでいるときに、近道をして目的地に早く着こうとします。しかし、近道と考えてその道を進んでいくと、一方通行であったり、 . . . 本文を読む