ヨハネによる福音書1章1~18節
この方が神を示された
2000年前にイエスキリストはこの世に来られました。2000年という時の流れを随分遠い昔と思う方もいれば、それほど遠い昔でもないと感じる人もいることでしょう。私は、最近、それほど昔とも思えなくなってきました。
年齢がいって、そんな風に思えるようになったのか、いろいろな情報のおかげで、そのように感じられるようになったのか、おそらく両 . . . 本文を読む
ルカによる福音書1章26~38節
善き力に守られつつ
「マリア、恐れることはない。あなたは神から恵みをいただいた。あなたは身ごもって男の子を産むが、その子をイエスと名づけなさい。その子は、偉大な人になり、いと高き方の子と言われる」。この突然の知らせにマリアは驚いたことでしょう。
マリアは、いったい何事が起こるのだろうかと、恐れたことでしょう。彼女のこれから夢描いていた人生にこの出来事は . . . 本文を読む
ローマ10章1~13節
主の名を呼び求める者はだれでも救われる
パウロは、異邦人への救いに召命を感じ、そのように働きました。しかし、今日の聖書の箇所からもわかりますように、実は、ユダヤ人たち同胞への救いもまた、彼は切実に願っていたのです。
しかし、ユダヤ人たちは、律法の行いを熱心に実践することによって、救いへと到達できると考えておりました。そのことが自分たちの義だと考えていたのです。それは自 . . . 本文を読む
ルカによる福音書5章1~11節
網を降ろしなさい
今日は、世界バプテスト祈祷週間をおぼえています。先ほどの女性会のアピールにもありましたように、現在、私たちの日本バプテスト連盟からは、タイの神学校で、旧約聖書について日高先生が、事務的なことで、お連れ合いの龍子先生が、働いておられます。そして、シンガポールの日本人教会で、岡村直子先生が、また、国際ミッションボランティアとして、佐々木和之 . . . 本文を読む
ローマの信徒への手紙3章21~26節
神の義と人間の義
3章の10節の後半部から18節には、人間の罪深さが、描かれています。これは、旧約聖書の詩篇とイザヤ書からの引用です。「正しい者はいない。一人もいない。悟る者もなく、神を探し求める者もいない。皆迷い、だれもかれも役に立たない者となった。
善を行う者はいない。ただ一人もいない。彼らののどは開いた墓のようであり、彼らは舌で人を欺き、その . . . 本文を読む
使徒言行録2章37~42節
悔い改めなさい
ペトロは、復活のイエス様に出会いました。ルカによる福音書では、失望してエルサレムを去っていく二人の弟子たちに復活のイエス様が現われ、旧約聖書に書かれてあるメシアの話をされたことが書かれています。それから、信じられないでいる弟子たちに、何か食べ物があるかと言われて、焼いた魚を一切れ食べられたのでした。
同じくルカが書いたとされる、先ほど読んで . . . 本文を読む
マルコ15章21~39節
この人を見よ
マルコによる福音書に描かれているイエス様の姿からは、何一つ、神の子としての風情が、感じられません。そのことを思わせる材料も見当たりません。それなのに、そこに居合わせたローマの百人隊長は、イエス様をずっと見ていて、「本当に、この人は神の子だった」と告白したのでした。
マタイによる福音書ではほぼ同じところが、「百人隊長や一緒にイエスの見張りをして . . . 本文を読む
I コリント10章23節~11章1節
すべて神の栄光を現すために
「すべてのことが許されている」とコリント教会のある人々は、言っていました。私たちもまた、キリストにあって、そのように理解をしています。イエス様の十字架によって、罪赦された者であり、罪から解放された者である、と考えるからです。ガラテヤの信徒への手紙の5章13節でも「兄弟たち、あなたがたは、自由を得るために召し出されたのです」 . . . 本文を読む
ヨハネ福音書9章1~12節
神の業がこの人に現れるため
イエス様は、通りすがりに生まれつき目の見えない人をみかけました。弟子たちは、「ラビ(先生)、この人が生まれつき目が見えないのは、だれが罪を犯したからですか。本人ですか。それとも、両親ですか」と聞きました。
弟子たちは、はじめから、この男が目が見えないのは、この男の罪か、両親による罪のせいだと決めつけております。この場合、どちらが罪を . . . 本文を読む
ローマ8章31~39節
神の愛から引き離されることはない
ローマの信徒への手紙8章の31節から39節は、神様の愛について、述べているのですが、その内容は、神様の愛の深さ、大きさを幾重にも表しています。「もし、神がわたしたちの味方であるなら、だれがわたしたちに敵対できますか」、詩篇の118編6節にも、「主はわたしの味方、私は誰を恐れよう。人間は、わたしに何をなしえよう」とあります。神様が味方で . . . 本文を読む