神のなされることは
「神のなされることは、皆、そのときにかなって美しい」。誰もが、そのように思うでしょうか。神様のなさることは、不条理に満ちている、理解できない、そのように思っている方々はおられることでしょう。特に、次から次へと、つらいことばかりが続く場合、誰も、それがときにかなって美しいとは思えないに違いありません。
新共同訳聖書では、「神はすべてを時宜にかなうように造り」とあり . . . 本文を読む
エレミヤ書 第1章4~19節
若者にすぎないと言ってはならない
エレミヤは、エルサレムの北の方にある小さな村アナトトの出身で、ヒルキヤという祭司の息子でした。紀元前の626年頃、エレミヤは、ヨシヤ王の時代、神様から預言者としての召命を受けました。彼は、それから、ゼデキヤ王の時代、南ユダが、バビロンに滅ぼされ、主だった者たちが捕囚として連れていかれた紀元前587年頃まで、約40年の間、活動を . . . 本文を読む
イザヤ書37章1~7節
危機に直面してもなお
今日の聖書の内容は、紀元前701年頃のお話です。ソロモンが死んだあと、紀元前922年に、イスラエル王国は、北イスラエルと南ユダの二つに分裂してしまいました。そして、紀元前722年に北イスラエルはアッシリアに滅ぼされてしまいます。なぜ、北イスラエルが、滅ぼされるに至ったのかということをイスラエルの人々はのちに考えました。もちろん、国と国の利害 . . . 本文を読む
イザヤ書6章1~13節
わたしを遣わしてください
イザヤが神様の召命に応えたのは、ウジヤ王の死んだ年でした。紀元前742年の頃のお話です。ウジヤ王の治世は、52年間続きました。この時期は、アッシリアの勢力が一時期沈滞していた時期であり、外圧の脅威から解放されて、南ユダの国は、物質的な繁栄を極めた時代でもありました。しかし、その陰で、富める者が貧しい者たちを搾取したり、孤児ややもめの人権が . . . 本文を読む
イザヤ書1章10~20節
真実を求め賜う神
預言者とは、神様から言葉を託され、それをイスラエルの人々に伝える働きをした人々でした。特に、旧約聖書に登場する紀元前7~8世紀頃には、著名な預言者が登場し、王の行う国政に対して、神様から託されたこととして、意見を述べましたし、また、イスラエル人々の不道徳に対し、忠告、警告、あるときは厳しく糾弾をなし、また、あるときは、逆に、苦しむイスラエルの . . . 本文を読む
ヨハネ福音書14章1~6節
イエス様のおられる所に
イエス様は、弟子たちの動揺を察知されて、「心を騒がせるな」と言われました。イエス様は、同じヨハネによる福音書の13章33節で「子たちよ、いましばらく、わたしはあなたがたと共にいる。あなたがたはわたしを捜すだろう。『わたしが行く所にあなたたちは来ることができない』とユダヤ人たちに言ったように、今、あなたがたにも同じことを言っておく」と言 . . . 本文を読む
ヨハネ福音書13章1~15節
弟子たちの足を洗ったイエス様
イエス様は、いよいよ「この世から父のもとへ移るご自分の時が来たことを悟」られ、つまり、捕らえられて、殺されるそのとき、また、ご自分のときというのですから、イエス様に定められたそのとき、十字架におかかりになるその時が来たことを悟られ、「世にいる弟子たちを愛して、この上なく愛し抜かれた」のでした。その愛し抜かれたということの象徴的な出 . . . 本文を読む