ルカによる福音書24章1~12節
主のおられるところ
十字架の上で殺されたイエス様の遺体は、議員であったアリマタヤ出身のヨセフが自分に引き渡してくれるようにピラトに願い出て、彼に引き渡されたのでした。ヨセフは、善良な正しい人で、神の国を待ち望んでいたのです。ですから、神の国は近づいたと叫ばれ、神の国を説いておられたイエス様にひそかに敬意と期待を寄せていたのでしょう。
あるいは、あから . . . 本文を読む
使徒言行録20章7~12節
週のはじめの日
週のはじめの日というのは、週の終りが安息日でしたから、その安息日が終わる日没から次の日の日没までが、週のはじめの日となりました。ちょうどそれは、日曜日にあたりました。主イエス・キリストは、日曜日の朝に復活されましたから、日曜日を主の日としておぼえ、私たちは礼拝を今守っています。しかし、初代教会の人々は、その日を主の日としておぼえましたが、そ . . . 本文を読む
マタイ福音書10章26~33節
恐れなくてよい理由
イエス様はここで、宣教にでかけていく弟子たちに対して迫害を予想されています。宣教のなかみは、神の国は近づいたということを声高に語るようにと、イエス様は弟子たちに言われたのでした。
しかし、そのときあなたがたは迫害されるであろうと予告しています。「あなたがたは地方法院に引き渡され、会堂で鞭打たれる」、「わたしのために総督や王の前に引き . . . 本文を読む
使徒言行録11章1~18節
壁を取り除くための風
ある種の価値観によって、私たちの目は往々にしてふさがれていることがあります。八方ふさがりになって、もうどこにも道を見出すことができなくなることがあります。私たちの視野は、首の角度を30度変えただけで、随分と変わってくるものではありますが、その首を回すということがなかなかできないのであります。
当時のエルサレムにいたキリスト者たちも、そ . . . 本文を読む
マタイ福音書9章35節~10章4節
主のまなざし
「イエスは町や村を残らず回って、会堂で教え、御国の福音を宣べ伝え、ありとあらゆる病気や患いをいやされた」。こうした聖書の内容は、イエス様の活動をまとめる形で語られています。だいたいにおいて、イエス様はもっぱらこのようになさっていたのでしょう。
イエス様はくまなく宣教して回りました。ちなみに、私は、この平和地区一つとっても、一軒一軒 . . . 本文を読む
コリントの信徒への手紙一1章18~25節
十字架を語る
パウロがこのコリントの信徒たちへの手紙を書こうとした動機の一つに、クロエの家の人たちから、現在のコリントの教会の事情を聞いたことにありました。クロエというのは、コリントに住んでいる女性の信徒でした。このときパウロはエフェソにいたのですが、コリントとエフェソは船での往来がさかんで、クロエ家の使用人をとおして情報を得ていたようです . . . 本文を読む
使徒言行録26章19~23節
小さな者にも大きな者にも証しする
2006年の最初の礼拝をこうして、皆さんと守ることを許されて感謝します。昨年一年も多くの恵みを私たちの教会はいただきました。主の救いにあずかった方々が幾人か与えられたことが教会にとっての最高にうれしい出来事でした。
そして、その喜びが最高であることは、世にある教会のすべてに共通している事柄です。しかし、心痛むこともありました。 . . . 本文を読む