FM多重DGPS放送終了のお知らせ (プレスリリース)
衛星測位情報センターは3日、FM多重放送による "DGPS(Differential GPS)データの提供を、08年3月末に終了すると発表した。
00年5月にGPSの精度を劣化させる「SA: Selective Availability(選択利用性)」が米国の決定により解除され、解除前は100m程度であった誤差が10m程度に改善している。
衛星測位情報センターの説明によると、SA が解除された後も DGPS の利用により 1m 程度まで精度が向上する、とある。しかし今回「2000年5月にこの信号が解除され、GPS自体の位置情報の精度が飛躍的に向上しております。このような状況により、弊社DGPSサ-ビスの使命も終了した」(プレスリリース)としてサービスの終了を決定した。
「現在ご使用中のDGPS対応カ-ナビゲ-ションは、2008年4月以降も従来と変わりない精度・操作性にて使用頂ける」(プレスリリース)としている。
DGPS の効果は、現在でもゼロではないようだ。しかし SA 解除前と比較すればその効果は小さい。カーナビのようにいろいろな環境(街中など)で使われる場合には、精度劣化の要因は環境によるものの方が大きいだろう。またカーナビの位置測定手法は GPS だけではないため、DGPS を使用しなくても精度は確保できるものと考えられる。
これらのことから、DGPSサービスを終了を決めたものと思われる。
このサービス終了に伴い、市販されているFM多重DGPSレシーバも使用できなくなるものと思われる。このような機器を使用されている方は今でもDGPSによる精度向上を期待され使用されていると思うので、少なからず影響はあるだろう。
なお、船舶用のDGPS情報は海上保安庁により、灯台から中波で送信されているそうだ。
衛星測位情報センターは3日、FM多重放送による "DGPS(Differential GPS)データの提供を、08年3月末に終了すると発表した。
00年5月にGPSの精度を劣化させる「SA: Selective Availability(選択利用性)」が米国の決定により解除され、解除前は100m程度であった誤差が10m程度に改善している。
衛星測位情報センターの説明によると、SA が解除された後も DGPS の利用により 1m 程度まで精度が向上する、とある。しかし今回「2000年5月にこの信号が解除され、GPS自体の位置情報の精度が飛躍的に向上しております。このような状況により、弊社DGPSサ-ビスの使命も終了した」(プレスリリース)としてサービスの終了を決定した。
「現在ご使用中のDGPS対応カ-ナビゲ-ションは、2008年4月以降も従来と変わりない精度・操作性にて使用頂ける」(プレスリリース)としている。
DGPS の効果は、現在でもゼロではないようだ。しかし SA 解除前と比較すればその効果は小さい。カーナビのようにいろいろな環境(街中など)で使われる場合には、精度劣化の要因は環境によるものの方が大きいだろう。またカーナビの位置測定手法は GPS だけではないため、DGPS を使用しなくても精度は確保できるものと考えられる。
これらのことから、DGPSサービスを終了を決めたものと思われる。
このサービス終了に伴い、市販されているFM多重DGPSレシーバも使用できなくなるものと思われる。このような機器を使用されている方は今でもDGPSによる精度向上を期待され使用されていると思うので、少なからず影響はあるだろう。
なお、船舶用のDGPS情報は海上保安庁により、灯台から中波で送信されているそうだ。