USB-DAC iFi nano iDSD Black Label (BL) + HUAWEI Mate 10 Pro レビューの続編だ。
iFi nano iDSD BLはDSDのネイティブ再生(PCMに変換しないでDSDのままでの再生)ができる。DSD256(12.4MHz)まで対応している。そこでMate 10 ProからもDSDネイティブ再生ができるか試してみることにした。
用意したDSD音源は、DSD64(2.8MHz)と、DSD256(11.2MHz)だ。DSD256はiFI-Audio.jp News and Blogの「DSD256(11.2MHz)を聞こう 第1回:世界中の11.2MHzの音源紹介(無料音源編)」を参考にして入手した。
HUAWEI Mate 10 Pro側のプレイヤーはUSB Audio Player PROだ。
DSD再生の方法に関する設定は下記だ。
・DSD to PCM変換 - USB-DAC側がDSD再生に対応していない場合に使用する。Player側でDSDを予めPCMに変換してから、USB-DACに送出する。
・DoP(DSD over PCM) - PCMを送る仕組みを利用してDSDを送る。実データの1.5倍のデータを送る必要がある。
・DSDネイティブ再生 - DSDの実データのみを送る。
DSD64とDSD256の楽曲を、上記3つの設定で再生してみた。
DSD64(2.8MHz)
DSDtoPCM変換 Player上DAC側には352.8kHzで表示。再生可能。LED White(PCM 384/352.8kHzを示す)。
DoP DAC側にはDSD 2.8MHzで表示。再生可能。LED Cyan(DSD128/DSD64を示す)。
DSDネイティブ再生 Player上DAC側にはDSD 2.8MHzで表示。再生可能。LED Cyan(DSD128/DSD64を示す)。
DSD256(11.2MHz)
DSDtoPCM変換 Player上DAC側には352.8kHzで表示。再生可能。LED White(PCM 384/352.8kHzを示す)。
DoP デコード中にエラーが発生して再生できず。
DSDネイティブ再生 Player上DAC側にはDSD 11.2MHzで表示。再生可能。LED Blue(DSD256を示す)。
nano iDSD BLの出荷時ファームウェア(5.2)では、上記のようにDoPでDSD256の再生ができない。これはDSD256をDoPで再生するには一般的にはPCM 768kHz再生のサポートが必要であるためだ。Windowsからはfoobar2000などを使えばDSDネイティブ再生ができるためDSD256の再生はできるが、MacはDoPを使うらしいので再生できないと思われる。
この問題を解消するには、nano iDSD BL専用のファームウェア5.2Aが必要となるとのことだ。このファームウェアではPCM 768kHzの再生ができる訳ではなく、USBのインターフェースから768kHzのデータを受け取れるようにするらしい。
ただし説明を読んでいるといろいろ注意点があるようなので、私はDSD256についてはネイティブ再生を使うことにして、ファームウェア5.2Aは適用しないつもりだ。
iFi nano iDSD BLはDSDのネイティブ再生(PCMに変換しないでDSDのままでの再生)ができる。DSD256(12.4MHz)まで対応している。そこでMate 10 ProからもDSDネイティブ再生ができるか試してみることにした。
用意したDSD音源は、DSD64(2.8MHz)と、DSD256(11.2MHz)だ。DSD256はiFI-Audio.jp News and Blogの「DSD256(11.2MHz)を聞こう 第1回:世界中の11.2MHzの音源紹介(無料音源編)」を参考にして入手した。
HUAWEI Mate 10 Pro側のプレイヤーはUSB Audio Player PROだ。
DSD再生の方法に関する設定は下記だ。
・DSD to PCM変換 - USB-DAC側がDSD再生に対応していない場合に使用する。Player側でDSDを予めPCMに変換してから、USB-DACに送出する。
・DoP(DSD over PCM) - PCMを送る仕組みを利用してDSDを送る。実データの1.5倍のデータを送る必要がある。
・DSDネイティブ再生 - DSDの実データのみを送る。
DSD64とDSD256の楽曲を、上記3つの設定で再生してみた。
DSD64(2.8MHz)
DSDtoPCM変換 Player上DAC側には352.8kHzで表示。再生可能。LED White(PCM 384/352.8kHzを示す)。
DoP DAC側にはDSD 2.8MHzで表示。再生可能。LED Cyan(DSD128/DSD64を示す)。
DSDネイティブ再生 Player上DAC側にはDSD 2.8MHzで表示。再生可能。LED Cyan(DSD128/DSD64を示す)。
DSD256(11.2MHz)
DSDtoPCM変換 Player上DAC側には352.8kHzで表示。再生可能。LED White(PCM 384/352.8kHzを示す)。
DoP デコード中にエラーが発生して再生できず。
DSDネイティブ再生 Player上DAC側にはDSD 11.2MHzで表示。再生可能。LED Blue(DSD256を示す)。
nano iDSD BLの出荷時ファームウェア(5.2)では、上記のようにDoPでDSD256の再生ができない。これはDSD256をDoPで再生するには一般的にはPCM 768kHz再生のサポートが必要であるためだ。Windowsからはfoobar2000などを使えばDSDネイティブ再生ができるためDSD256の再生はできるが、MacはDoPを使うらしいので再生できないと思われる。
この問題を解消するには、nano iDSD BL専用のファームウェア5.2Aが必要となるとのことだ。このファームウェアではPCM 768kHzの再生ができる訳ではなく、USBのインターフェースから768kHzのデータを受け取れるようにするらしい。
ただし説明を読んでいるといろいろ注意点があるようなので、私はDSD256についてはネイティブ再生を使うことにして、ファームウェア5.2Aは適用しないつもりだ。