迷歩録 あざとい

　　陽の光　　懐届く　　霜月や　　庭をかっ歩する　　猫や飛び跳ねる


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ひのひら　　ろくべえ



　　　　　　朝から陽射しが届き、冬の寒さを遠のけ、暖かさを届けてくれる。太陽も昼前には

　　　　　雲の中に隠れてしまった。またすぐに顔を見せるであろう。南九州である。

　　　　　　前総理のあざとい、言動が暴露されつつある。あざといとは広辞苑によると、思慮

　　　　　が浅い、という事らしい。思慮とは注意深く考え思うこと、思いをめぐらした考えと

　　　　　ある。それが浅いという事は、あまり考えてないということが言えるのではないだろ

　　　　　うか。前政権を引き継いだ形の現政権、同じことが言えるのかもしれない。

　　　　　　いずれにしても「あざとい」言動で国民を騙し、私欲の構造を創り出す、そのよう

　　　　　な政治が行われてばかりでは、国際社会に日本のイメージダウンは必至であろう。こ

　　　　　のことを克服することが大切なのではないだろうか。

　　　　　　政治が大切ではなく、政治を国民に解りやすくすることが大切なのではないだろう

　　　　　か。コロナ対策も国民に解りやすくが基本のような気がする。曖昧な奥に「あざとい」

　　　　　事が隠れていると勘ぐってしまう。

　　　　　　与党も野党も政治は解りやすくが基本であることを学んでほしいものである。