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迷歩録  多様性

2015-09-23 15:34:12 | 日記
  蟷螂や  擦弦楽器  月見かな


     秋雨隠れ  涙流すや


         ひのひら  ろくべえ



  
   
  毎日の畑通いで感じること、それが植物の多様性、条件は様々だが特別な条件でない限り、多様性を

   発揮してその場での生活を可能にする。時々マスコミでも話題になるド根性植物を見ればその多様性は

   一目瞭然であろう。この多様性というか柔軟性というか悪く言えば優柔不断な姿勢は自分御為にも、周

   りのためにも、好結果を生みだすのではないだろうかと予測する。いかがなものであろうか。

    人間は特に現代人が失いつつある精神性なのかもしれない。専門家、画一化される職業意識の中で、

   しかない事なんのかもしれないが、画一化の方向に進むのでなく専門性を基盤として多様性を持つこと

   で包容力のある奥深い人間性を持つことができるのではないだろうか。特に対人援助職を志している者

   あるいは今、その職業についている者、よく考えて多様性を持つことを考えてみては同だろうか。形あ

   るものに近づくのでなく、自らの形をつくることが大切ではないだろうか。そのためには日々多様性を

   持つという事に精神性を置き、かかわりの幅を広げることは勿論のこと、考え方理論など様々な分野を

   学びその多様性を精神的にも広げる努力こそが必要なのではないだろうか。

    自分たちの体験した学問がすべてではない、裏の学問も表の学問もある。裏の文化もあれば表の文化

   もある。この社会は平面でなく立体である。人を知り人を学ぶことを怠っては対人援助職は成り立たな

   いのかもしれない。