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迷歩録  のりしろ

2015-09-09 15:19:23 | 日記
  曼珠沙華  畦道飾る  縁取りや

      あなたを偲ぶ  赤とんぼかな



         ひのひら  ろくべえ





    のりしろというのは、紙と紙を繋ぐときノのリをつける部分のことを言う、こののりしろは

   ありすぎても見た目が良くないし、なさすぎるとつなぎ目が弱く、うまく行かない、微妙で繊

   細な部分ではないだろうか。こののりしろを、どのように調整するかでその後の強度が違って

   くる。障子紙が良き学びの場であったが、この頃は障子そのものがなくなりつつあり、のりし

   ろの大切さも学ぶ場がなくなってきているのかもしれない。それが理由とは思わないが、人間

   関係ののりしろを調整ができないためにコミュニケーションに悩んでいる人が多いのではない

   だろうか?人間関係ののりしろは、繊細で微妙、その時その日で変化させなければならない、

   同じ幅というわけにもいかない、障子紙のように一度決まった幅を維持すればよいというもの

   でもない。人間関係ののりしろは変化を繰り返しながらののりしろという事ができる。このの

   りしろをうまく調整ができる人になることが、社会性を獲得した人間という事ができるのかも

   しれない。しかし人間関係が最も大切な対人援助の職場でありながら、こののりしろがうまく

   できない人も沢山いるのではないだろうか。そんあ人の特徴は、相手ばかりにのりしろを持つ

   こと、つまり自分い合わせてという考え方を根本に持っている人が多いように思うが、いかが

   であろうか、自分の幅を広げて、自分からもう少しだけのりしろを広げる努力をして、相手と

   重なる部分を共有する心構えを持つことで随分と働きやすくなるのかもしれない。人間歩み寄

   りとか、妥協というように言われる場合があるが、無理にそのようなことをせず、自分ののり

   しろの幅を意識して、相手と同じような幅を作り出せるように意識してみてはどうだろうか。