ちいさなちいさな いのりのことば

 * にしだひろみ *

神さまの視点*日々のつれづれ*

2017年02月03日 | Weblog

ある方が、わたしに、問いかけました。

「行き詰まってしまった時って、どうしたらいいでしょう…。」

大きな瞳に、不安が、霞のようにかかっています。



ね、そんな時って、どうしたらいいのでしょうね…。

何か、この方の支えとなるような言葉は、ないかしら…。


そう思ったら、不意に、こんな言葉が降りてきました。


“俯瞰(ふかん)”




「俯瞰。俯瞰してみると、いいようです。」

そのまんまお伝えすると、

「俯瞰て、何ですか?」

と、パチクリ。


そうですよね、あまり馴染みのない言葉です。



「俯瞰」、それは、鳥のように、山頂に立った時のように、高いところから見下ろすことです。


それはまさに、(森羅万象の)神さまの視点です。

神さまから見たら、どんなことも、どんなことも、小さく可愛らしく、愛おしく、見えるようです。


そして、その、神さまの視点で、わたしたちも、自分自身を見下ろしてみます。


・・・なんとまあ、一生懸命に生きていることでしょう。

動いて、悩み、立ち止まり、動けなくなり、

ひらめいて、元気になって、動き出して、

失敗して、落ち込んで、涙をこぼして…。


なんて、愛おしい存在でしょう。


神さまはいつも、こんな風に、わたしたちを見守ってくださっているのですよね。

神さまと同じ視点を持つとき、わたしたちは、そのままの自分自身を、愛しく感じることができます。



そんなことをお話ししていたら、

「わあ~!!なんか、鳥肌立ちました…。」

そう言って、目を輝かせて、聴いて下さっていました。



鳥肌。

わたしは、鳥肌が好きです。

それは、人の力を越えたものを感じる時のものだから。

人が、神さまを感じている証拠のひとつです。

この日もきっと、どこぞやの神さまが、悩むこの方を想い、そばに降りていらしたのでしょう。


こんな安心なことはありませんね。

見守られ、寄り添われ…。



この方だけでなく、わたしたちみんな、このように守られている。

そう思うと、嬉しくて、感動して、何だか、頑張れそうな気がしてきませんか?



「わたしも、週末、森に行ってきます。スキーなんですけどね。」

嬉しそうに話される姿に、わたしも嬉しくなりました。


森は、わたしが最も、神さまを近くに感じられる場所。

神社もそうですが、人気のない時に限られます。(わたしの場合、ですが。)



行き詰まったら、悲しくなってしまったら、

揺るぎなく強力な応援を、ものすごい応援を、感じに行きましょう。


わたしが神さまなら、どれほど嬉しいことでしょう…。