畑に続く里道のブロック塀で何かうごいている・・・
あ! ギョッとなった。
よくみたら少しずつ動いているのがわかる。
畑で草取りしていた爺やに、
「ちょっと来て!! これ見て!」
「あらぁ 蝉たい 蝉の赤ちゃん!」
「あと2~3日もしたら、きれいに羽根がそろって乾いて飛んでゆくよ」
田舎育ちの爺やは慣れているらしい、無造作に手でつかんでいる。
私は初めて見たけど、これが蝉ねぇ・・・ ちょっとこわいよね。
蝉は土の中で7年もかかって成長し、ようやく土の中から抜け出てきたのだ。ブロック塀にはどのようにして登っていったのだろうか。
ちょっとだけみかんのネットに入れて、様子をみようと
八朔の木にぶらさげておいた。
暫くして見に行ったら、ネットの中はもぬけの空。あたりをさがしてみたがどこにも姿はなかった。きっと必死でネットの破れを探し
飛んでいったのだろうね。
7月も半分すぎたけど、まだ蝉の声はきかれない。
そのうちどこかで元気な蝉の声が聞こえたら、あの蝉かもしれないね。
里道を探していた時に、もう一つ見つけたものが
八朔の木の根元に出現したものは、これ
キノコは 直径丸まる12㎝もあった。
さわってみたら、ゴツゴツとかたかった。
どうなる、きのこ?・・・