これも十日市で求めた物。
太古の地球、三億年前の地球の恵みヒマラヤ塩。
外国から仕入れて並べた古物らしい物の中に、ひとつ目をひくものがあった。
小さなビニール袋に、薄いピンクの粉状の物がいっぱいつめこまれていて、丸くふくらんでいる。
「これは?」
「ハイハイ、これはよかもんですよ、ヒマラヤからとれた岩塩ですたい。
ミネラルたっぷり、カルシュームも鉄分も・・・」
自慢げに詳しい説明をするお爺さん?らしき人物は、得意になって話放題・・・
いつまでも続いて、私も時々合いの手をいれるから ますます快調に。
「フンフン、そこでエッチラホッチラ、あなたがリュックかついで ヒマラヤに登ったの?」
「はい!! イヤ! わたしじゃありまッせん! 業者から仕入れたのですよ・・・」
本人は、ながれる汗をふきながら慌てた。
「そうよね、びっくりしたですよ、あなたが登ったかと思ってネ、ふふふ~
話がおもしろかったので、ヒマラヤ岩塩をいただきましょうね。 ところでおいくら?」
待ってましたとばかりに
「はい、1,000円です! 1Kg 入っています。
ついでに、この財布はどうですか? オーストリッチの財布、いまならもう10,000円でよかばってんな」
しぶといよ、なかなか このおじいさん
「いや、今度にしときましょ」
オーストリッチの長いサイズで、10,000円とは、安いけどこれはチトおかしいねぇ
信じられんワ・・・
それからは、毎日料理の味付けにはヒマラヤ岩塩をつかっているが、なるほどこれは一味ちがう
少量でも料理にコクがあり、とてもおいしい。
買って良かった。
そして次の店へ、ここで見つけたものは気にいった・・・
・・・次回へ続きます。