印度ヒマラヤは崖っぷち

非人情的、破壊的、創造的。又崇高、峻嶮。

気になるひっかかり

2011-05-18 23:44:09 | favorite
カメラで男体山をとってる間に、相棒が山頂から出発した。ファインダーごしに「あっ、いってしまった」と言って歩きかけたら、開けている山頂部の方位盤を見入っている輩から、声がかかる。「行ってしまったのはこれでしょう!」そこにひらひらと何度か見た茶色の紋白蝶よりひとまわり大きい蝶がいて、カメラの視界から去っていくところだった。まあ蝶をカメラにおさめるのは難しいけれどね。これが大きな一歩となることになる。

無視していきかけた。でも面白い引っ掛かりを見つけた陽炎が顔をむしった。keypointをみつけたと瞬間imageがわきおこった。ダイヤの鉱脈に行き当たった感じで、運が良ければ色々、情報が手にはいる。この蝶は夏の山を告げていた。そう気づいた。既に姿の見えなくなった相棒から声がとんでくる。けれど、ちょっと我慢してもらおう。今度はこちらを無視した。そしてこの蝶の名前と習性をきくことができた。彼にはさっき男体山と展望台のことを教えてあげたので、もうメッセージは繋がっていた。

人間関係を潤滑にする聞き上手 信頼を深める4過程のステップを踏んでいた。好感⇒安心⇒満足⇒信頼 となにかの本に書いてあった。

春の訪れを告げる鶯のように。比較的高い山のうえの方にある、「ダケカンバ」とそれ以下の「シラカンバ」というように、山の季節と限界を教えてくれるものにであう。この蝶は山の頂上にしかいない蝶であった。そういう出会いを山に求めている。

山頂に辿り着いて、展望を眺めている人がいう。あの山はなんですか?と聞かれたので『男体山』ですよ。冠雪して白くなっっているやまですね。と言葉を交わしてお近づきしていたのですね。ふつうレベルで。それを蝶は橋渡しをして、船頭をしていた。ふらりとどこかに行ってしまっていた。

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