スイセン：水仙（不思議な沼島の水仙）

国生み神話の沼島は、有名な淡路黒岩水仙郷の近くとあって、あちこちに自生のスイセン（ヒガンバナ科スイセン属））群落を見かけました。
ギリシャ神話にナルキサス伝説があることでもわかるように、地中海沿岸が原産で、古い時代に中国を経て日本に渡来したといわれます。
淡路黒岩、越前岬、下田爪木岬など我が国で有名な自生水仙郷の多くは海岸地にあることは、昔海流に乗って中国あたりから流れ着いたことを示唆しています。
沼島でおどろいたのは10月25日というのにところどころですでに花をつけていたことです。帰って庭のスイセンを確かめたら、まだ芽出しもしていませんでした。それほどの気温差もないはずなのになぜなのか不思議でした。
もう一つ不思議だったのは、あちこちに奇形と思われる花？が見られたことです。ある個体だけの突然の奇形というには数が多すぎます。現地のガイドさんはどこにでもあるといって特別不思議に思っていない様子でしたが、沼島だけの現象なのか、どういう過程でこのような奇形の花が生まれたのか、謎は残ったままでした。
奇形？