むかごの日記Ⅱ

70歳を過ぎてにわかに植物観察に関心を持ち、カメラを提げて、山野を歩いています。新・むかごの日記より引っ越しました。

ブナ:橅(今年は生り年?)

2015-11-08 13:44:15 | 植物観察記録
10月下旬、岡山県の最東北端西粟倉村にある若杉天然林の秋を訪ねました。(むかごの高槻10月23日記事)
既に落葉し始めたブナ林を歩いていると、足元に落ちているブナの実に気が付きました。
落ち葉を取り除いてみると一面といえるほどの落果が見えました。
多くのどんぐりの仲間では豊作、並作、不作がある年限で繰り返される隔年結実がありますが、なかでもブナはこの現象が著しいことで知られています。
白神山地などでは栄養豊かなブナの実は「ブナ1升、金1升」といわれるほど貴重な食品だったそうですが、今では人間に食べられることもなく、クマ、リス、ネズミなどの野生動物が、何年振りかの豊作のブナの実を腹いっぱい食べていることでしょう。

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