既に落葉し始めたブナ林を歩いていると、足元に落ちているブナの実に気が付きました。
落ち葉を取り除いてみると一面といえるほどの落果が見えました。
多くのどんぐりの仲間では豊作、並作、不作がある年限で繰り返される隔年結実がありますが、なかでもブナはこの現象が著しいことで知られています。
白神山地などでは栄養豊かなブナの実は「ブナ1升、金1升」といわれるほど貴重な食品だったそうですが、今では人間に食べられることもなく、クマ、リス、ネズミなどの野生動物が、何年振りかの豊作のブナの実を腹いっぱい食べていることでしょう。
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