久しぶりの投稿です。
6月2日、急に思い立ち兵庫県新温泉町にある田君川バイカモ公園へ行ってきました。バイカモ:梅花藻は、湧水など、年間を通じて15℃前後の水温が保たれる、浅くてきれいな流水中だけに生えるキンポウゲ科の多年草です。
7年前にあるグループで訪れてその見事さ感銘し、一度妻に見せたいと思っての訪問でいた。近くでは滋賀県の醒ヶ井や高島町針江などが知られていますが、規模は小さく、水面上に出るわずかな花を撮影に苦労するのに、田君川では川一杯に咲いていて驚いたものでした。
期待を込めて行った田君川でしたが、7年前と打って変わって、清流こそ同じですが、バイカモはところどころ咲いているという状況で少なからずがっかりでした。
地元のの古老のお話では、子供のころは何も手入れをしなくても川一杯に咲いていたのが、アシなどが生え茂り一時衰えたのを官民挙げての再生活動で、保護育成が進み復活していたのが、昨年の大雨で流されてしまい淋しくなっているとのことでした。
この多君川のバイカモは、本来は群落の規模の大きいことで抜きんでており、河口からわずか4㎞、標高10mのところに生育していることと併せて学術的にも貴重なものとされています。再び以前の見事さに戻ることを念じながら淋しい水面を撮影していました。
下の写真は2011年6月撮影のものです。