教育相談室 かけはし 小中連携版

ある小学校に設置された教育相談室。発行する新聞「かけはし」が、やがて小・中3校を結ぶ校区新聞に発展しました。

最高の思い出作る修学旅行を(BY◎◎先生)

2009年04月30日 | 学校の話題
 4月27日、体育館で修学旅行説明会が行われました。文化委員の説明によるスライド映写に続き、◎◎先生から「楽しい就学旅行にするためルールを守ろう」との話が、◎◎先生からは「修学旅行で最高の思い出を作ろう!」というお話が、それぞれありました。私も修学旅行に向けた話をしておきます。

《みんなの素敵な一面を発見したい》
 私の修学旅行の最大の目的は、みんなの素敵な面を、お互いが発見しあうことにあります。同じクラスになったものの、未だ言葉を交わしたことのない人もいるのではないでしょうか。卒業までの一年の間に、少しでも多く、みんなの素敵な一面、最高の笑顔を、お互いの記憶に残すことができたらと願っています。

《リーダーシップとサポーターシップ》
 何度も言いますが、みんなの笑顔の源泉は、お互いの協力体制にあります。協力とは、「自分がやります」と言ってくれたリーダーと、そのリーダーを支えるサポーターによって成り立ちます。同じ中学3年生です。「自信があるからリーダーに立候補した」なんて人はいません。みんな負担を感じたり、不安を抱えながらリーダーを引き受けようとするのです。「自分がやります」と言ってくれた人に全ての仕事を押し付けていては、二度とクラスのために動いてくれる人は現れません。サポーターの役割は、リーダーと同じくらい大切です。クラスの全員が、ある場面ではリーダーになり、ある場面ではサポーターになれる、それが良いクラスの条件であり、修学旅行を楽しくする要因となるのです。

《「盛り上がる」と「ハメをはずす」は違う》
 ルールについても一言。修学旅行は大いに盛り上がって欲しいと思いますが、「ハメをはずす」のと、「盛り上がる」のは違います。草薙君がテレビで番組を盛り上がるのは良いのですが、私生活でハメをはずし逮捕されてしまったのは皆さんの知るところです。ハメをはずすのは周りに迷惑でもあるし、格好の悪いことです。そして時には命の危険も伴います。

 終礼でも語ったように、2月にこんな事故が起こりました。私の記憶違いで、中学生ではなく、16歳の女子高生でした。しかしハメをはずした結果、大変な結果を招くことがあることを忘れないで下さい。新聞に載った記事を掲載します。

《女子生徒が転落重体~タイの研修旅行先ホテル》
 タイ警察などによると、タイ北部チェンマイで2月3日午前1時(日本時間同3時)ごろ、日本から研修旅行に来ていた大阪府内のインターナショナルスクールの女子生徒(16)が、宿泊先のホテル5階の部屋のバルコニーから転落し、頭を強打した。意識不明の重体とみられ、入院して治療を受けている。警察は、事件と事故の両面で調べている。
 女子生徒は、転落時、他の生徒の部屋を訪れている最中だったという。部屋にはほかに複数の生徒らが一緒にいたもよう。研修に付き添っていた教師が部屋を見回った際に、女子生徒がバルコニー伝いに他の部屋に移ろうとして誤って落ちた、との証言もある。
 警察や在チェンマイ日本総領事館が、生徒や学校関係者らから事情を聴いている。【バンコク2月3日共同通信】


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