教育相談室 かけはし 小中連携版

ある小学校に設置された教育相談室。発行する新聞「かけはし」が、やがて小・中3校を結ぶ校区新聞に発展しました。

お金で遊ぶ習慣を子ども時代からつけたくない③

2009年02月27日 | 子育て
《お金を使った遊びの落とし穴》
 お金を使った遊びには、当然元手(もとで)が要ります。過去にビックリマンシールが流行ったときには、スーパーゼウスのカードを手にいれようとして家から20万円もの現金を持ち出し、ビックリマンチョコを買ったという小学生の事件が市内の生徒指導担当者会で報告されたことがあります。かつてのガチャガチャやタマゴッチ、遊戯王カード・・・もっとありふれた店先に置かれた駄菓子。どれも子どもたちの欲望を駆り立てる魅力があります。しかし元手には限りがあるために、そこに家のお金の持ち出しや万引きという行動が付きまとうのです。
 子どもが遊びの欲望をアイデアーや創造力で満たしていたときには起こらなかった問題行動が、限りあるお金を使って遊ぼうとすることで生じたのです。