昨日は節分だった。「細巻」を作るのが我が家の恒例行事。家内が朝から細巻づくりの準備を始めていた。
・・・あきれたり・笑ったり・慰めあったり・・・
自分は病院の診察日だった。診察を早く終えて細巻づくりを手伝おうと朝の7時半に家をでた。病院から戻ったのは10時だった。
玄関を入るなり、『すし飯に使うお砂糖が足らん』との家内の声。車に戻ってスーパーへ走った。
買ってきたと思ったら、今度は『お酢が足らん』との声。さすがに頼みにくいと思ったのか、『私が買いに行ってくる』と今度は家内が走った。
3家族分なので、ご飯は7合炊いていた。細巻を作っていると用意してあった「すし海苔」28本を作り終えたが、「すし飯」が余ってしまった。余った「すし飯」は稲荷ずしを作ることになったが、「揚げ」がない。
自分が、スーパーへ走った。
一品だけの買い物だったこともあって、顔なじみのレジのお嬢さんに「巻寿司作ってたんやけど、『すし飯』が余ったので稲荷を作ろうと思って」とつぶやいた。笑いながら「揚げ」をビニール袋に入れてくれた。
我が家の「細巻づくり」は、用意周到とは程遠い。さらには、細巻作りもご飯や具がはみ出したり、海苔が裂けたり。「まあ エエッか」
あきれたり・笑ったり・お互いに慰めあったりの「細巻作り」だっただけに、この「細巻」と「稲荷ずし」にはいろんな思いがこもっているはず。
「鬼さん」が来ても、この「細巻」から発する「思い」を察知し、「この家は、まともに相手してたらエライ目に合うかもわからん」と「しっぽ」を巻いて逃げ去ってくれるかも・・・
・・・3家族に分けた「細巻」&「稲荷ずし」・・・