遅まきながら12月に植えた和歌山大根、成長途上なのにポカポカ陽気で花芽がチラホラし出した。花が咲くようになると大根の芯が固くなるので、全部、収穫することにした。残っていた青首大根も収穫した。
もともと大根の糠漬け(沢庵:田舎漬け)を作るつもりで植えた。本来だと水洗い後、葉をつけたまま2週間ほど干した後に糠漬けする。今回は、大小の大根が入り混じった状態だし、気候も暖かくなる一方なので、葉を切り落としコンテナの上で陰干して様子を見ながら糠漬けにすることにした。
うまく漬かるかどうかはわからないが、廃棄するのももったいないし、失敗しても「しゃーない」と覚悟している。「アーア、もっと早く植えとけば良かったのに」なんて、「たられば」を言ったところで始まらないし前にすすむしかない。勝手気ままな家庭園芸だからこそ、一か八かの体験ができるしドキドキ感を味わえると開き直るしかない。
糠漬け作りをするのは、昔ながらの「発酵がすすんだ酸っぱい沢庵」を期待してのこと。近隣に「酸っぱい沢庵」愛好家も何人かいる。彼らから「店で、田舎漬けを見つけ買ってきたら、甘くて食べられなかった」と嘆く声も聴く。今回、「酸っぱい沢庵作り」が成功すれば、皆で「沢庵パーティ」で盛り上がるかも知れないなんて、「たられば」な思いで大根を干した。