南海トラフ地震に備え、我が家には1F・2Fの2カ所に「緊急地震速報機」を設置している。震度5以上の緊急地震速報が発令されると、突然、速報機の緊急地震速報が大音量で家中に響き渡る。
FM放送を受信するこの機器、我が家ではローカルなFM局がこうした緊急地震速報の設備がなく、感度よく受信できるのはNHKのFMだけ。やむなくNHKのFMに受信機をセットしている。
地域のFM局が速報を流してくれれば地域の緊急地震速報しか流さないが、NHKだと全国の緊急地震速報が流れる。このため、今回の熊本地方の緊急地震速報が昼夜を問わず家中に鳴り響いた。その度に、何回、飛び起きたことか。地震速報の対象地域を聞いて一息つくことの繰り返しだった。
震度7の本震が、その後、前震に変更されるという例をみない激震の連続だった熊本地方、我が家の「緊急地震速報機」でその恐怖の一端を垣間見た。