岡山県倉敷市の塗装屋日記

岡山県倉敷市の共栄塗装店の2代目が、仕事から日々日常の事まで書いております。

塩ビ鋼板の下塗り塗装

2010年01月23日 20時24分23秒 | モルタル外壁塗装2010年1月岡山
岡山市のお客様宅の外壁塗装を紹介いたします。

2階の外壁塗装(4回塗り)を完了いたしました。




外壁の塗装が完了いたしましたので、
ナイロンにて養生をしておいた、
ベランダ手すりの台座部分の塗装にかかります。





この手すりの台座は「塩ビ鋼板」という種類の
鉄板でできています。


トタンの表面に塩化ビニールがコーティングされている
特殊な種類の材質であります。

通常のトタンに塗装をすると、トタンが塗料を
多少吸い込むことで、トタンと塗料がなじみ、
塗料がトタンに密着します。

ですがこの「塩ビ鋼板」は表面にコーティングされているため、
塗料が吸い込むことができません。

そのため、通常のトタンと同様の塗装仕上げをすると

①塗料の密着率が弱く、数年ではがれる恐れがあり
②塩ビが塗料を弾き、いつまでもベタベタとする(可塑化)

という症状がおこる恐れがあります。

それを防ぐためには、専用の下塗り塗料が必要となります。

塩ビ鋼板専用下塗り材「リフノン」です


とにかく強力な密着性を誇る塗料でありまして、
塩ビ鋼板と仕上げ塗料との接着剤の役割を果たしてくれます。
同時にベトつきをおさえ、「可塑化」をふせいでくれます。

「リフノン」塗装後です


よく乾燥させるため、仕上げ塗装は翌日となります
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