岡山県倉敷市の塗装屋日記

岡山県倉敷市の共栄塗装店の2代目が、仕事から日々日常の事まで書いております。

カラーベスト屋根のトタン部分

2010年03月03日 18時23分45秒 | カラーベスト屋根塗装2010年3月倉敷
倉敷市のお客様のカラーベスト屋根塗装です。

本日は昨日洗浄したばかりのカラーベストには手を付けず、
棟など、トタン部分の下地処理をいたしました。

まずは棟を固定しているクギですが、
どちらのお宅でも、浮いていることが非常に多いです。


ほんの1センチほどの幅の板に打ち付けられているため、
年数がたつうちに序所にクギがゆるんできます。


全体的にクギがゆるんできて、そのうち台風で飛ばされる、
という恐れがありますので、塗装前に必ずチェックをして、
クギを取り替えることを徹底しております。


まずは古いクギを取り外して


クギよりも長く、太さもあるネジに打ち替えます。

このように


この際のポイントは、クギと同じ穴だけにネジを打つのではなく、
他の場所にも新たに穴を開けてネジを打つ必要があります。
古クギの穴は、穴が広がってグサグサになっている
恐れがあり、ネジがきちんと効かない可能性がありますので。

全体で38本、ネジを打ち込みました。



次の作業は、「コーキングの打ち替え」です。

既存が塗料の付かない種類のコーキングでありますし、
経年劣化も見られるため、取り替えることにいたします。

まずは古いコーキングを

撤去いたしました

古いコーキングはゴミ袋へ

「ラスター」というホウキ状のハケでゴミを取り除きます


その後に新しいコーキングを塗りますが、
上から塗装のできる、「変性シリコン」を使用します。


コーキング塗布後です

明日の天気は「雨」の予報ですが、午前中には
コーキング塗りを終えていますので、明日までには
充分に乾くと思います。



次の作業は、トタンの下塗り「サビ止め塗装」です。

まずはトタンと塗料との密着度を高めるために、
トタン表面にキズを付ける「目荒らし」をいたしますが、
この作業はコーキングを塗る前に、やっております。

下の写真のようにサビている部分はもちろんの事ですが、

とくにサビていない部分でもキズを付けることで、
「塗料のはがれ」をふせぐことができます。


「目荒らし」に使用する道具です。


マジックロンで表面の汚れなどを取り除き、
サンドペーパーやワイヤーブラシで、キズを付けます。


これくらいはっきりとキズが付いて、
やっと、塗装ができる状態となります。





トタンにキズを付けた以上、そのままで放置はできません。
このままで数日放置しておくと、そのキズの部分から
すぐにサビてしまいます。
ましてや明日は雨ですので、余計にサビやすくなります。

ですので、すぐにサビ止め塗装をして、サビを隠します。

エポキシ系のサビ止め塗料を使用します。


サビ止め塗装中です


「棟」サビ止め塗装後です

「谷」サビ止め塗装後です
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