雪景色の遠野を経て
大槌へ。
どんな人たちが聞きに来てくださるのか
果たして私たちの拙い芸で楽しんでいただけるのか
どきどきしながら迎えた最初の公演。
1曲目の「秋田大黒舞」の前奏を弾き始めた途端に
あ、知ってる知ってる、この唄やろ、とばかりに
早くも何人かが一緒に口ずさみ始めて
うわーーさすが東北!!と
民謡がいかに根づいているかを実感しました。
耳の肥えた皆さんからすれば
笑っちゃうくらい拙い私たちの演奏だったと思うけれど、
終始にこやかに聴いてくださって
ほっとしました。
今回、とにかく一緒に楽しんでもらう時間を作りたい、と
いろいろ鳴物を持参したのですが、
大いに盛り上げてくださいました。
さらに、
移動中の車内での会話から
現地でアテンドしてくださるNPOの菊池さんが
神楽の笛奏者であることがわかり、
実は今回の公演のために岩手の神楽舞をアレンジした曲を
作ってきていたので、ぜひ共演を!とお願いしたところ、
快く引き受けてくださいました。
皆さまのお力添えで
今の私たちに出来る精一杯の演奏、
東北の芸能にあこがれ続けてきた想い、
伝えられたかなと思います。
明日も2公演。
頑張ります。