三味線弾きの日常。

おもに津軽三味線弾き唄い。
ときどき地歌・上方唄。こっそり義太夫三味線。
三味の音を一人でも多くの人に届けたい。

大槌。

2016年01月10日 | ライヴ日記
雪景色の遠野を経て
大槌へ。



どんな人たちが聞きに来てくださるのか
果たして私たちの拙い芸で楽しんでいただけるのか
どきどきしながら迎えた最初の公演。



1曲目の「秋田大黒舞」の前奏を弾き始めた途端に
あ、知ってる知ってる、この唄やろ、とばかりに
早くも何人かが一緒に口ずさみ始めて
うわーーさすが東北!!と
民謡がいかに根づいているかを実感しました。



耳の肥えた皆さんからすれば
笑っちゃうくらい拙い私たちの演奏だったと思うけれど、
終始にこやかに聴いてくださって
ほっとしました。



今回、とにかく一緒に楽しんでもらう時間を作りたい、と
いろいろ鳴物を持参したのですが、
大いに盛り上げてくださいました。


さらに、
移動中の車内での会話から
現地でアテンドしてくださるNPOの菊池さんが
神楽の笛奏者であることがわかり、
実は今回の公演のために岩手の神楽舞をアレンジした曲を
作ってきていたので、ぜひ共演を!とお願いしたところ、
快く引き受けてくださいました。


皆さまのお力添えで
今の私たちに出来る精一杯の演奏、
東北の芸能にあこがれ続けてきた想い、
伝えられたかなと思います。

明日も2公演。
頑張ります。

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