三味線弾きの日常。

おもに津軽三味線弾き唄い。
ときどき地歌・上方唄。こっそり義太夫三味線。
三味の音を一人でも多くの人に届けたい。

終わった・・・。

2006年11月26日 | 三味線のはなし
長い半年でした・・・。

池田さん追悼のために、ということで作曲依頼を受けて約一年。
練習をはじめて約半年。
ついに終わりました。三味線大会。

演奏はやはり壊滅的でしたが、
想いは届けたはず。


三味線のこととか、何も知らずに、
でも、津軽三味線に憧れて、
行き始めたカルチャースクールで池田さんに出会って、
私が教室を離れてからも、演奏の仕事に誘ってくれました。
去年の11月にも一緒に公演をやって、
それが最後になってしまうなんて、誰も思ってなかった。
今日はその追悼の気持ちを込めました。


それでも、そう想っても、
今日の演奏は、やっぱり悔しい。
中途半端に作った曲じゃないから。悔しいです。

そんなのに付き合ってくれたhazeさんに、もう一度心から感謝を。。
あたしがちゃんと本番逃げ出さずに行けたのは、あなたのおかげです。

もうひとつ、自分を鼓舞するために、今日は着物で。
(着物で出てた人、ほとんどいなかったですけど・・・)
女の子だから、着るものでテンション変わるんです。
ちょっと久しぶりに、姐さん系です。
この博多帯、とってもお気に入り。

コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 初心に戻ります。 | トップ | 妙心寺。 »

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お疲れ様でした (にい)
2006-11-26 22:24:04
音に何で気持ちがこもるのやろうと思うときがありますが。
気持ちが入りすぎて、ふと演奏が進まなくなった経験あります。

池田さんて素晴らしい方やったんですね。僕は万響さんの演奏と唄で津軽三味線に惹かれました。

来年の舞台は、6月23日(土)17時開演で法然院を抑えました。また色んな万響さん三味線の魅力を聴きたいです。
返信する
お疲れ様です☆ (ゆんぴ)
2006-11-27 00:52:30
ようやく、終わったのですね。
お疲れ様です。

私は、音に割りとリアルに映像や情景をイメージして弾くことが多いです。
昔から、ピアノを弾くときもそうだったんですが、そういうものって、割と自然に出てきて、そういうものが強いものの曲のほうが思い入れが出てきて完成度が高くなったりしますね。

今、取り組んでいる曲は、「難しい」というイメージだけがかなり先行してしまって、まだ何もイメージするものがありません。
これから弾き込んでいくにしたがって、湧き出てくるのかもしれませんが、最悪、ある人をイメージして弾く気がします。

とりあえず、そういう思いをもって、弾いた演奏は、かならず聴く人に通じていくものがあるのだと思います。
だから姐さんの演奏も、きっと伝わってますよ☆

ではでは。
忘年会楽しみですv
返信する
すっきり☆ (万響)
2006-11-27 22:00:08
>にいさん

 三味線を通じて、たくさんの出会いが生まれました。
 その最初が、池田さんたちだったなぁと思うのです。

 いろんな人に、津軽三味線と出会うきっかけを作れたら、と思ってます。
 だからこそ、民謡だけじゃないものをやろうと思うし、
 場所にもこだわらないでやってます。
 また来年楽しみにしてます。

>ゆんぴ

 想いって、不思議と通じるよね。
 ただ、自分の中で想ってるだけなのに、何も考えないで弾いてたときとは、何かが変わる、みたいな。
 でも、実は私は、ふだんはあんまりイメージとか持ってないかなぁ。
 お客さんの反応ばかり考えている気がする・・・(笑。
 いや、そんなこともないけど、映像よりは感情に流されているタイプかも。
 難しい曲ほど、自分のものになったときの喜びも大きいから、がんばって!
 忘年会、いつしよか? 
返信する
斜影 (にい)
2006-11-27 23:02:10
ゆんぴさんの斜影一章も空気が変わった感じで釘付けでした。体の芯に寒気が走るような。

人は皆影を背負っている。時にそれは自分の影人として現れる。妨げと敵と感じるのは、自らの迷いかそれとも…。

僕はこんなイメージ感じました。また、照明でできた桜の木の影がヴィジュアル的にも、際立ててました。万響さんゆんぴさんの演奏、本当にいいですね。和楽器の魅力に触れるきっかけを頂き、はまりそうです。
返信する
型にはまらない。 (万響)
2006-11-28 21:42:37
和楽器への先入観を壊したいなと思いますね。
三味線大会だって、みんな上手いけど、
結局はやってること、みんな一緒でつまんないです。
古典には古典のよさがあるけれど、
それじゃなかなか伝えられないものが大きいと思うのです。
返信する
ほんとに (にい)
2006-12-03 00:43:51
いい音楽を作っていく、感覚ってそうなんでしょうね。壊さなきゃならないものがつきまとうんですが、僕も妥協したくない、イメージと発想を大事にしていきたい。

自分だけでなく、同じ舞台に立たれる方にもそう思います。本領発揮できる舞台って、同じ価値観持った人の支えあいやなと感じる今日この頃です。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

三味線のはなし」カテゴリの最新記事