三味線弾きの日常。

おもに津軽三味線弾き唄い。
ときどき地歌・上方唄。こっそり義太夫三味線。
三味の音を一人でも多くの人に届けたい。

教科書で見たもの。

2018年04月24日 | 三味線のはなし
音楽の教科書に載ってた歌、だとか
国語の教科書で読んだ小説、だとか
なぜか印象に残っているものが幾つかある。
学校なんて全然まったく好きでもなかったけど。

民謡という言葉も知らなかった小学生のころに
教科書に載っていた「こきりこ節」のメロディーが
西洋音楽しか知らずに育った耳に
とてもふしぎに聞こえて
それは全然いやな感じではなくて
ずっと忘れられずにいたようなこと。

謡曲の「海士」の話も教科書で見たような記憶があります。
胸を掻き切って宝珠を隠すくだりが痛くて
身をよじりそうになったなぁ、と。

それなのに
その海士の地歌「珠取海女」を稽古しております。

曲としては
こういう感じのが好きです。
まだまだ低音が弱いけど、がんばります。
続けているうちに出るんじゃないかと期待を込めて。
今度の本番に間に合わなくても
続けることはきっと意味がある。
昔より中音域の声が強くなっているのは確かだから。

三味線三刀流は
それぞれ別の面を鍛えつつ
結果的に他のジャンルにも相乗効果が生まれる、
ハードだけどなかなかいいトレーニングなのです。



 
Shamisen + vocal 松浪千静
▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫

ライブ予定
4月29日(日) びわこジャズ東近江
►詳しくはこちら

演奏依頼はこちらへ
松浪千静website


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ワンピース歌舞伎。 | トップ | 過密な一週間。 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

三味線のはなし」カテゴリの最新記事